東京ゲームショウ2019(TGS2019)のレノボ「Legion」ブースではイベントが盛りだくさんでした。大きなステージイベントとして、ベネット社長と社内にeスポーツ部がある5企業との対抗戦、Web番組「チャノマップ」から生まれたeスポーツチームAGP発足お披露目式、IZ*ONE所属の宮脇咲良さんとのゲーム対戦の3つを本稿でレポートします。

Legionが次にサポートするのは「社会人」

TGS2019で開催された、企業内にeスポーツ部がある5社とレノボ・ジャパンのベネット社長が戦う企業対抗戦「ベネット社長の挑戦状」。ベネット社長は過去にプレスへの挑戦イベントや秋葉原企業対抗のイベントも行っています。

今回はバトルロワイヤルゲーム「PUBG」(通常のデスマッチではなく、何度死んでも蘇るWAR MODEを使用し、15分での最多キルまたは20キルで勝利、初期装備はARのみ)で3マッチを戦いました。

  • イベントを前に調整に追われるレノボ・ジャパン 代表取締役社長のデビット・ベネット氏

WAR MODEは初めから対戦エリアが小さいため、比較的短時間で楽しむことができるだけでなく、キルされても復活(リスポーン)可能なので競技とは異なる楽しみ方ができるようです。優勝はトータルキル数で株式会社イードとなり、賞品としてゲーミングPC「Legion Y540」が贈呈されました。

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    第一マッチはPrison。最初から狭い状態で戦います。第一マッチを制したのは一般社団法人東京ヴェルディクラブ

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    第二マッチはRozhokという町。今回は時間切れになる前に20キル達成。第二マッチを制したのは株式会社イード(Game*Spark)でした

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    第三マッチはQuarryと言う採石場で、第三マッチを制したのはサクラインターナショナルでした

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    キル数が最も多かった株式会社イードが、賞品のゲーミングPC「Legion Y540」をゲット。副賞はバックパックです

ベネット社長はLenovo Legionの活動コンセプトとあわせて「(eスポーツ普及のための)次のターゲットは社会人」と掲げ、具体的には「社内eスポーツクラブ設立支援」、「参加企業50社を目標としたオンライントーナメント」の実施を発表しました。オンライントーナメントはタイトル等、細かいことはまだ決定していないものの、2020年4月以降の「新人歓迎会シーズン」に行い、参加資格は「eスポーツ部員が4名以上在籍」という事です。

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    PCゲーム文化の普及を目指すためのLegionの活動コンセプト

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    次のターゲットは社会人。具体的には社内eスポーツ部設立・運営支援となります

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    設立の後押しとしてeスポーツ部の運営ノウハウ提供とLegionの一ヶ月無料貸し出し

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    金曜日のオンライン練習を行い、来年春をめどにオンライントーナメントを実施

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    第一回のトーナメントは2020年春に行う事が決定していますが、細かい内容は後日発表となります

ゲーム好き2.5次元俳優によるゲームチームAGP発足

続いて行われたのが「AGP:Actors Gaming Project Powerd by チャノマップ on YouTube」のeスポーツチーム発足発表会。

eスポーツチーム「AGP」はゲームストリーマー育成型バラエティ「チャノマップ」のMCを努める伊藤陽佑氏が、独自の基準でゲーム好きの俳優を集め、東京・秋葉原ソフマップ2号館のeスポーツ施設「eSports STUDIO AKIBA」でゆるくゲームを行うというところからスタートしています。

メンバーは、ミュージカル『テニスの王子様』や舞台『刀剣乱舞』『おそ松さん』などで活躍している、2.5次元俳優とも呼ばれる若手俳優陣10名。AGPのメンバーはそれぞれ背番号と担当カラーが割り当てられており、全員揃うとレインボーカラーになるとのこと。一方、全員揃ったことはまだなく「今回のステージが初対面」という方も。当日は等身大パネルも展示されました。

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    チャノマップMCを努める伊藤陽佑氏

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    AGP #39の北村諒氏。担当カラーはシュノーケルブルー

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    AGP #6の健人氏。担当カラーはライムパンチ

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    AGP #8の寺山武志氏。担当カラーはブライトグリーン

AGPのメンバーはPCゲームをプレイしたことがないといい、LegionがAGPをバックアップ。ゲーミングノートPC「Legion Y540」だけでなく、マウス、ヘッドセットにバックパックも贈呈されました。「今日だけ担当カラーは『Legionブルーで!』」(北村氏)。

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    AGPのeスポーツ活動を応援すべく、ベネット社長からゲーミングノートPCやバックパック、ヘッドセット、マウスなどが贈呈。「軽い!」「カッケー!」などの声が上がりました

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    (舞台本番があったため)遅れて登場したAGP #25の荒牧慶彦氏。担当カラーはヒヤシンスバイオレット

Legionの活動趣旨を考えると、今回のTGSだけでなく他のイベントでもAGPのメンバーが登場する機会がありそうです。また、今回のイベントでは多くの女性ファンが詰めかけていたので、新たな層がPCゲームに目を向けるきっかけになるかもしれません。

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    記念撮影。AGPがゲストで登場すれば、今までとは異なる層にもeスポーツをアピールできそうです

宮脇咲良さん(IZ*ONE)がTGS2019に降臨!

一般公開日には日韓合同アイドルグループIZ*ONEの宮脇咲良さんがTGSに初登場。ステージを見たいファンが多数駆けつける人気ぶりを見せていました。

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    イベントスタート、左はレノボのベネット社長、右はサポート役を務めるGameWith所属のストリーマーZelarl氏

ゲーム好きの宮脇さんは、フォートナイトのプレイ動画をYouTubeに投稿しているほどの腕前で、今回のステージでもフォートナイトをプレイ。初戦はベネット社長とコンビを組んでプレイし、最初にプレイヤーが少ないエリアを選択することで装備を整えたものの惜しいところで負けてしまいました。宮脇さんはフォートナイトのキモとなる建築もこなしていました。

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    まずはベネット社長と宮脇さんでデュオプレイで作戦打ち合わせ

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    スタッフの協力を受けつつセッティングを進める宮脇さん

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    ゲームスタート! 初戦は冒頭エリアにライバルがいなかったため、素材や武器集めがはかどってました

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    真剣なベネット社長(「普段もこういう風に仕事して欲しい」と言う社員の声も)

2戦目からはあまりフォートナイトに慣れていないベネット社長と代わり、GameWith所属のストリーマーZelarl氏が参戦。Zelarl氏は宮脇さんを積極的にサポートし、「1キルしたらゲーミングPCをプレゼントしてもらう」というミッションを最終対戦でクリア! 見事LegionのデスクトップPCを獲得していました。

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    宮脇さん、ワンキル目指して奮戦。Zelarl氏がロボット運転をし、宮脇さんがガンナーで待望のワンキル!

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    「スタッフと交渉しまして、これをお渡しします!」と、ベネット社長からゲーミングPCが渡されます

  • レノボ Legion 東京ゲームショウ

    宮脇さんとベネット社長、ワンキル記念の1枚