リサーチ・アンド・ディベロプメントはこのほど、「消費税増税」に関する調査結果を明らかにした。同調査は9月6日~8日、全国在住の20~69歳の男女を対象にインターネットで実施したもの。

  • 消費増税前に買った/買う予定のもの

    消費増税前に買った/買う予定のもの

消費税増税に備えて購入した、もしくは購入しようと思っているものはあるか尋ねたところ、60.3%が「何かしら購入した/購入する」と回答した。男女別でみると、男性は53.6%、女性の67.0%で女性の方がやや多い。

購入品目としては、20代では「服・靴・バッグなどのファッション関連」「スマホ・タブレット・PCなどのOA機器」など生活必需品以外のものが多く、小さな子どもを持つ人が多い30代女性では「トイレタリー用品」「オムツやトイレットペーパーなどの衛生用品」など、生活必需品かつ消耗品が多かった。

消費増税後、変わるかもしれないと思う生活行動について聞くと、「同じようなものなら、なるべく価格の安いものを買うようになる」(43.7%)が最も高く、「不要不急の出費を抑えるようになる」(38.0%)、「ぜいたく品を買う機会が減る」(34.4%)が続いた。

男女別でみると、「特に変わらない」という回答は女性(21.2%)より、男性(36.6%)の方が多く、女性の方が「変える、変わる」との想定をしている人が多かった。また、「ポイント還元のある店でのキャッシュレス決済を増やす」という回答は、年代が上の層ほど多くなっている。

  • 消費増税後、変わるかもしれないと思う生活行動

    消費増税後、変わるかもしれないと思う生活行動