新しいiPhoneが発売される時期は出会いの季節であり、別れの季節でもあります。iPhoneを複数運用する余裕があるという人はともかく、使わなくなるのであれば手放して新モデル購入の足しにする、という人が多いからです。
そしてiPhoneを手放すときには、必ず「SIMロック解除」を行いましょう。SIMロック解除されたiPhoneのほうが高値で売却できるからです。売却せず家族に譲り渡す場合でも、いわゆる格安SIMなどMVNOのSIMを自由に選べるようになり、なにかと有利です。ドコモ以外のキャリアは、中古品として流通しているiPhoneのSIMロック解除は店頭のみの受付、かつ有料(3,000円)のため、手放す前に処理しておく必要があるのです。
2019年9月現在、ドコモ/au/ソフトバンクから購入したiPhoneは、分割払いを選択している場合は購入日から101日目以降にSIMロック解除を行うことができます(一括払いの場合は即日)。オンラインで処理する場合には手数料がかからないうえ、数分程度で作業が完了しますから、やらない手はありません。
auで購入したiPhoneを例に、具体的な手順を説明してみましょう。まず、Safariで「SIMロック解除のお手続き」にアクセスし、「SIMロック解除のお手続き」ボタンをタップしてMy auにログインします。
4桁のパスワードを入力すると、SIMロック解除の対象となるスマートフォンが表示されたページへ遷移するので、「SIMロック解除可能な端末です」と表示された対象のiPhoneにチェックを入れて次のページへ進みましょう。プルダウンメニューで解除の理由を選び、「この内容で申し込む」ボタンをタップすれば、SIMロック解除は完了です。