タレントのビートたけしとアイドルグループ・関ジャニ∞の村上信五がタッグを組むフジテレビ系大型バラエティ特番『FNS27時間テレビ』が、今年は生放送パートを中心に構成される模様だ。
同番組はたけし&村上のコンビで、2017年に「にほんのれきし」、18年は「にほん人は何を食べてきたのか?」をテーマに、ほぼ全編事前収録で放送してきた。
今年も、2人が3年連続でタッグを組み、『FNS27時間テレビ~にほんのスポーツは強いっ!~』と題し、11月2~3日に放送することが発表されているが、村上が今月8日放送のABCラジオ『村上信五の週刊関ジャニ通信』で、「基本は生(放送)なんですけど、収録パートのところはちょこちょことロケにも行かさせたりしていただいておりまして」と発言。複数の関係者も、マイナビニュースの取材に認めた。
さらに、14日放送のフジ系『さんまのお笑い向上委員会』でも、明石家さんまが「『27時間(テレビ)』生(放送)あるからな」「11月になんねん、今年の27時間」と、今年の同番組のコーナーが生放送されることを予告しており、SNSでは『27時間テレビ』の生放送復活に期待を示す声が相次いでいる。
ここ2年の全平均視聴率(ビデオリサーチ調べ・関東地区)は、17年が8.5%、18年は87年開始の同番組過去最低となる7.3%と低迷。フジの宮内正喜社長(当時)は、18年の放送後に行われた定例会見で、「全体としては満足できる視聴率とは言えなかったが、個々の企画に関しては評判の高いものもあった。視聴者の皆さんがどのような『27時間テレビ』を期待されているのか。来年に向けて改めて編成、制作陣で検討している」と、刷新の方針を示唆していた。
今年の詳細な放送形態については、今後フジテレビから正式発表されるとみられるが、3年ぶりに生放送ベースのフォーマットに戻すことで、巻き返しを図ることができるか。また、事前収録スタイルになってから放送がない深夜の名物コーナー『さんま・中居の今夜も眠れない』の復活はあるのか、注目が集まる。