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【この記事のエキスパート】
住まいづくりナビゲーター/一級建築士・インテリアコーディネーター:神村 さゆり
住宅メーカー、ゼネコン設計部、設計事務所等で約300棟の新築設計実績と現場代理人女性としては希少な現場監督経験を生かしリフォーム物件も約70棟手がける。
住宅や暮らし方、環境整備をテーマに、これまで一般企業研修・公的機関・学校等にて講師としてこれまで述べ5000人以上を指導。
整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト資格認定講師として800名余の資格者を認定。また資格試験対策として二級建築士やインテリアコーディネーターの受験指導も行っている。手描き図面やイラストでのプレゼンにも定評があり、多くの文具を試してきた。
多趣味が高じて醗酵教室や手抜き家事教室を開催し好評を得ている。
子ども3人。A型・獅子座
車の洗車や家の外壁、ベランダ、窓の掃除など幅広く活躍する高圧洗浄機。ケルヒャーやマキタといった人気メーカーから強力、静音、コードレス(充電式)モデルなど多数の商品が発売されています。ここでは高圧洗浄機の選び方とおすすめ商品を紹介します。アタッチメント豊富な家庭用のほか業務用もピックアップ。
高圧洗浄機とは
水を高圧噴射することで汚れを落とす高圧洗浄機。デックブラシや雑巾で少しこすったぐらいでは落とすことが難しい、家の壁や玄関のポーチなどにこびりついた汚れ、長年蓄積した汚れを弾き飛ばすことが可能です。また、水圧の調整もできるため窓や網戸のほこり、花粉なども洗い流せます。
それ以外にも、車やバイクの洗車、キャンプ・アウトドアで使ったアイテムの洗浄など幅広く使えるので、あると便利なアイテムになります。
高圧洗浄機の用途
高圧洗浄機を選ぶ際の大前提として、「何の用途で使うか」が重要になります。
高圧洗浄機は「洗車」「敷石や外壁などの掃除」「網戸やベランダなどの掃除」の3種類があるため、メインで使用するのはどれなのかを決めて行きましょう。
洗車がメインの場合
洗車の際に大切となるのは、大きく「汚れを落とすパワー(水圧)があるか」「洗剤が使えるか」「ホースの取り回しがいいか」などがポイントになります。そのため、
●汚れを落とすパワー(水圧)があるか
→高水圧モデルかどうか
●洗剤が使えるか
→洗剤タンクを搭載したモデルかどうか
●ホースの取り回しがいいか
→ホースが長いモデルかどうか
などを確認してください。
敷石や外壁などの掃除がメインの場合
敷石や外壁などの掃除の際に大切となるのは、大きく「長時間使えるか」「給水がスムーズか」などがポイントになります。そのため、
●長時間使えるか
→網戸や玄関など、距離が近く、電源が確保できる場合はコード式電源を
→外壁や塀など、移動距離が長い場合は長時間使えるバッテリーのものを
●給水がスムーズか
→水道から直接給水できるモデルかどうか
などを確認してください。
ポイント:アタッチメントの種類で掃除の幅が増える
高圧洗浄機は、さまざまな種類のアタッチメントを取り付けることで幅広く活用できます。作業効率を上げるためには、洗浄場所に適したノズルやクリーナーがあると便利です。
本体の価格は少し高くなりますが、アタッチメントや付属品があらかじめ充実しているものを選ぶと追加購入するよりもお得になる場合もありますよ。
高圧洗浄機の選び方
それでは、使いやすい高圧洗浄機の選び方について紹介します。ポイントは以下です。
・電源タイプ
・給水方式
・洗浄力(吐出圧力)
・高圧ホースの長さ
・そのほかの機能や性能
それぞれ詳しくみていきましょう。
高圧洗浄機の電源タイプ
高圧洗浄器には、コンセントから電気を供給する電源コード式とあらかじめ充電したバッテリーを使う充電式(コードレス)、業務用のエンジン式などがあります。
電源コード式
水圧が強いのは電源コード式で、連続使用時間を気にする必要がありません。また、電源がない場所で使う場合は、ポータブル電源を使うことができます。
充電式(コードレス)
充電式(コードレス)は電源コード式に比べるとパワーは劣りますが、コンセントなどから電源が確保できない場所でも使える、コンパクトで軽量モデルが多いというメリットがあります。
どちらを選ぶかの目安ですが、1回の作業で30分以上使うことが多いなら電源コード式、30分以内なら充電式(コードレス)を選ぶといいかもしれません。
エンジン式
エンジン式は、ガソリンなどを燃料に作動させるタイプ。主に業務用などで使用され、水圧が強く、頑固な汚れも落としやすいのが特徴。
一方で、ランニングコストがかかってしまう点、さらに動作音が大きくなるのがデメリットです。
給水方式をチェック
高圧洗浄機の給水方法は、大きく分けて「水道接続式」「タンク式」「自吸式」の3種類があります。どの給水方式を選ぶかは、水道の位置や作業場所を確認してからにしましょう。
水道(蛇口)接続式
水道接続式は、水道の蛇口にホースを接続し、給水するタイプのこと。
水圧を安定させて掃除ができ、また、準備もホースを設置するだけで比較的手軽。しっかり掃除をしたい方にピッタリです。
一方で、掃除の範囲は蛇口を起点とした、ホースの長さによるところがあるのがデメリット。また、商品によっては蛇口と接続するホースが付属していない場合もあるため注意してください。
タンク式
タンク式は、高圧洗浄機本体のタンクに入れ、給水するタイプのこと。
持ち運びがしやすく、離れた場所も掃除しやすいというメリットがあります。
一方で、掃除の時間がタンクの水量に依存してしまうこともあり、さらに水の消費が激しいと、給水のために蛇口と掃除場所を往復してしまう場合もあります。
自吸式
自吸式は、本体とは別のバケツの水、雨水タンクやお風呂の残り湯、川の水からでも給水できるタイプのこと。
持ち運びがしやすく、庭だけでなく、川や池などが近い田んぼ・畑、キャンプ地のコテージなどでも使用しやすいです。
しかし、川や池などの水、雨水タンクやお風呂の残り湯を使用する場合は、ろ過装置などが付属していないと、汚れた水で掃除をしてしまう場合もありますので注意が必要です。
洗浄力(吐出圧力)をチェック
吐出圧力とは、水を出す強さ(水圧)のこと。「常用吐出圧力(常に給水した際の力)」と「最大吐出圧力(本体の最大の給水力)」の2種類があり、強さの表記は、「◯◯MPa(メガパスカル)」です。
カタログでは「最大吐出(許容)圧力」も記載されていますが、構造上出すことが可能な限界値になるので、実際の使用は「常用吐出圧力」となります。
5Mpa以上あれば、洗車や網戸といった箇所の清掃ができ、頑固な外壁の汚れを落とす場合は7〜9Mpaが目安ですが、水道のバルブを締めたり、ガンのノズルを緩めたりなど、使用時に水圧を下げることはできるので、できるだけ常用吐出圧力が高い機種を選ぶのがおすすめです。
高圧ホースの長さをチェック
高圧ホースは短すぎると目的のところまで届かなくなります。その分、本体自体を使用するところまで運ぶ必要があるのですが、水道の蛇口の位置、水道ホースの長さ、コンセントの位置などで制約がかかります。
機種によっては運びやすいよう、キャスターが付いている場合もありますが、本体自体が重いと運ぶのも大変です。
逆に高圧ホースが長すぎるとホース自体が絡みやすくなり、傷める原因ともなります。使用する環境、目的などを合わせて検討してください。
そのほかの機能や性能をチェック
高圧洗浄機を選ぶ際には、水流の調節や静音性、使える水の温度も忘れずにチェックしましょう。
水流調節機能
洗浄の効率アップを目指すなら、「水流調節機能」がある高圧洗浄機を選びましょう。水流を細く絞れば勢いが強くなり、水流を広げると勢いが弱くなるので、洗う場所や汚れ具合に合った水流の強さや形状の変更ができます。
なお、水流の強さや形状の変更が都度ノズルを付け替えるものではなく、ノズルを回すだけで調節できると使いやすくておすすめになります。
許容水温
高圧洗浄機は常温の水のみに対応していますが、車のタイヤや頑固な油汚れなどを落としたい場合、許容水温が高い製品を選びましょう。
なお、一般的な家庭用高圧洗浄機の許容水温は40℃前後の場合が多いものの、製品によって若干異なるので、購入前にチェックしましょう。
高圧洗浄機の人気メーカー・ブランド
本項では、高圧洗浄機の人気メーカーをご紹介いたします。特に人気のメーカーは下記になります。
・KARCHER(ケルヒャー)
・RYOBI(リョービ)
・IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)
それでは解説していきます。
KARCHER(ケルヒャー)
高圧洗浄機の代表的なメーカーに「KARCHER(ケルヒャー)」があります。ケルヒャーは、清掃・洗浄機器業界ではトップシェアを誇るドイツの企業で、高性能かつスタイリッシュなデザインが特徴的です。
家庭用から業務用まで多くの種類が展開されていますが、特に家庭用では用途に応じた豊富なアタッチメントなどその製品ラインナップが魅力です。商品選びに迷ったら、ケルヒャー一択でも好みのものが見つかると思います。
RYOBI(リョービ)
RYOBI(リョービ)は、1943年12月にダイカストメーカーとして出発し、独自の技術を培いながら、主に自動車産業向けにさまざまな構成部品をつくり出してきた日本の企業です。
高圧洗浄機にもこうした経験が活かされており、高い技術力と耐久性の高さが魅力です。家庭用から業務用まで幅広くラインナップ。国内メーカーを探している人にはおすすめです。
IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)
コスパ重視ならリーズナブルで使いやすい商品を多く展開している「アイリスオーヤマ」なども人気です。家電や家具をはじめとし、他メーカーと比較しても低コストなのが最大の魅力です。
また、コンパクトな軽量モデルが多く、収納場所あまり気にしなくていいのも人気のひとつです。気軽に高圧洗浄機を購入し試してみたいという方におすすめです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)