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【この記事のエキスパート】
建築家:岩間 誠治
新築からリノベーション、家具製作等空間にかかわる設計を行っています。
わかりやすい説明と納得のいく提案を心がけて、無料相談も行っておりますのでお気軽にご相談ください。
天井からつり下げられた装飾性の高い照明器具、シャンデリア。シンプルなデザインやミニサイズの商品など種類はさまざま。本記事では、シャンデリアの選び方とおすすめ商品を紹介。LED電球対応の商品やシーリングライト、アンティーク調や人気メーカーの商品など厳選しました。
シャンデリアの選び方
それでは、シャンデリアの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記。
【1】取り付け方法
【2】素材
【3】照明の向き
【4】チェーンやコードの長さ
【5】LEDかどうか
このポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】取り付け方法をチェック
シャンデリアの取りつけには、天井に設置された重量のある器具向けの引っ掛けシーリングや引っ掛けローゼットを利用して取りつける方法と、補強のされた天井にじかでビス設置する方法があります。
▼引っ掛けシーリングタイプなら手軽に設置可能
シャンデリアは、天井に照明接続機器具の引っ掛けシーリングや埋込ローゼットがあれば、自分で取りつけることができます。最近の照明は天井に設置されている引っ掛けシーリングや埋込ローゼットにつなぐシーリングライトが主流です。自分で簡単に取り付けることができますよ。
ただ、引っ掛けシーリングタイプは、5kgほどの重さに対応しているだけなので、それ以上の重さがある場合は注意が必要です。全体の重さを調べてから購入しましょう。
▼直接取り付けるタイプはプロの業者に頼んで
引っ掛けシーリングタイプではない直結タイプのシャンデリアは、自分では取りつけることができません。直結タイプのシャンデリアは、シャンデリアの配線コードと天井から出ている配線コードを直接つなぎ、天井にじかに設置します。
そのため、専門業者による電気工事が必要ですが、直づけするので重いシャンデリアでもしっかり取つけることが可能です。天井補強が必要なこともあるので、シャンデリア購入の際には、直結タイプかどうかも忘れずに確認しましょう。
【2】素材をチェック
シャンデリアは、お部屋のなかでも存在感のある家具です。ほかのインテリアに合う材質やデザインを選ぶようにしましょう。
▼アイアン素材はレトロでかっこいい雰囲気に
アイアン素材のシャンデリアは、機能美にすぐれたインダストリアルなデザインが多く、レトロな雰囲気が魅力です。デザイン性の高いモデルなら、シンプルで無機質なインテリアによくマッチして、おしゃれな部屋を演出してくれます。
ただし、重量があるため天井が堅牢でなければ吊り下げることができませんし、取りつける際には注意が必要です。
▼ロウソクモチーフやクリスタルビーズは華やかで高級感が出る
ロウソクモチーフとクリスタルビーズのガラス製・アクリル製のシャンデリアは、ラグジュアリーで透明感のある華やかな輝きが魅力。高級感のあるロウソクモチーフを使用した豪華な上部だけの商品やクリスタルビーズが下まで垂れるデザインなど、種類も豊富です。
ただ、クリスタルビーズをふんだんに使用するので、ガラス製は重くなります。その点、アクリル製は軽くて、ラグジュアリーな雰囲気を損なわずに取りつけることが可能です。
▼シンプルなデザインや木製は北欧モダンな雰囲気
温かみのある木を使ったウッド調や花模様などではないシンプルなグローブのシャンデリアは、北欧スタイルのインテリアにマッチします。また、アイアンの黒いアーチとロウソクのモチーフやアンティーク風のレトロホワイトタイプも、モダンな北欧スタイルによく合います。
同じように、フレンチカントリー的な風合いの部屋にも、ウッドにレトロホワイトを合わせた照明が似合います。
▼真鍮製などアンティーク調のデザインも!
ヴィンテージ感とイエローゴールドのような独特の風合いを持つ真鍮は、銅と亜鉛の合金でサビにくいのが特徴です。真鍮のシャンデリアは経年変化により、使っていくほどに色味が深くなり味わいのある風合いに変わっていきます。
加工しやすい真鍮はさまざまなデザインに対応できるので、デザイン性の高いモデルもたくさんあり、落ち着いたアンティーク調の家具にもよく合います。
【3】照明の向きをチェック
照明の向きにも種類があります。上向きか下向きかによって、用途と空間の雰囲気が変わってきますので、光の向きもチェックしましょう。
▼やさしい光でくつろげる「上向き」
上向きの際は、直接手元を照らさずに間接照明としての機能が強いため、リビングや寝室などの安らぎの空間におすすめです。やさしい光で、くつろげることでしょう。
もともとシャンデリアは、薄暗い安らぎを楽しむものでもあります。そのため、もっと明るさがほしいという場合には、スポットライトやペンダントライトなど別の照明器具も併用するという方法もありますよ。
▼明るさを確保できる「下向き」
ダイニングや子供部屋など、明るさがほしい場所には下向きのシャンデリアがおすすめ。手元の明るさも確保できるため、読書や勉強もはかどるでしょう。来客の際に明るい印象を与えたい玄関にもマッチしますね。調光できるライトを使えば、シーンにあわせて明るさを変えることもできます。
【4】チェーンやコードの長さをチェック
シャンデリアを選ぶ際は、天井とチェーンやコードのバランスも考慮しておきましょう。日本の家屋は、天井までの空間がさほど広くないため、シャンデリアを飾る高さで部屋の雰囲気が重く感じられることもあります。
シャンデリアの高さで部屋のイメージが変わってしまうので、吊り下げるチェーンの長さは重要なチェックポイントのひとつです。チェーンが調整できるタイプや直づけできるタイプもあるので、しっかり確認しておきましょう。
【5】LEDかどうかチェック
電気代をおさえ、電球交換の手間も極力減らしたい方におすすめの電球はLED電球です。とくにリビングなど長時間使う部屋では、その魅力がいかせます。LEDに対応している商品は増えてきましたが、まだ未対応のものもありますので確認しましょう。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
シャンデリアの設置可否の判断ポイント
シャンデリアの設置可否の判断ポイントは、重量と電源部分です。本記事では本格的なものを紹介しましたが、ネット通販などで販売されているもののなかにも、電源部分がコンセント形状ではない配線のままのものもあります。配線のままのものは、つけ根部分がすっきりと納まる反面、資格者による電気工事が必要です。
また、シャンデリアの重さによっては、下地(天井の補強)が必要となります。天井は床や壁と異なり重力の影響を受けやすいため、取り付け時には設置できても時間をかけて落下の危険がある場合も。
工事なども不要でかんたんなものとしては、つけ根部分のコンセント処理がされていて2kg程度までの軽量のものをおすすめします。