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【この記事のエキスパート】
家電量販店&PCショップの元店員・編集者:花華
家電量販店とPCショップ店員の経験を経て、編集者に。
普段は真面目なビジネス書や社長インタビューを行う傍ら、給与の半分近くを新作家電に投じる。
特に美容家電や調理家電、オフィス用品、1万円以下で購入できるガジェットにはついつい食指が伸びてしまう。
趣味に近い家電愛を、読者のみなさまの商品選びに生かせましたら幸いです。
仕事の質を左右するといっても過言ではないオフィスチェア。本記事では、リクライニング、アーム・フットレスト付きなどオフィスチェアの特徴や選び方、おすすめ商品を価格別に紹介。1万円台で買える高コスパの商品や、自宅でも使いやすいキャスターなし、肘なしの安い商品など、長時間座っても疲れにくい商品を厳選しました。
オフィスチェアの種類
オフィスチェアといっても、さまざまなタイプがあります。ここでは、代表的な4タイプをご紹介します。
事務用チェア|種類が多く、価格も安い
事務用チェアは、シンプルな機能のみを備えた安価なオフィスチェア。
コストを高めない工夫として、キャスターや回転する機能、高さの調整のみを搭載したモデルがほとんどで、数量を確保しやすいです。商品によっては、アームレストがついたモデルやクッション性のよいモデルも展開しています。
一方で、長時間座っていると疲れやすいというデメリットもあります。
エルゴノミクスチェア|高機能で正しい姿勢をたもてる
エルゴノミクスチェアは、人間工学(エルゴノミクス)にもとづいて作られたオフィスチェアのこと。
背筋のカーブに自然と沿う形状になっていたり、腰への負担を軽減する機能がついていたりと長時間座っていても疲れにくい工夫が施されています。
しかし機能的である一方で、価格は最低でも1万円。中には高級品で20万円以上するものもあります。
エグゼクティブチェア|おしゃれで高級感がある
エグゼクティブチェアは、企業の管理職や役員の人が座るために作られたチェア。座り心地やリクライニングなどの機能性もさることながら、一番の魅力は重厚なデザインです。
本革を用いた質の高いパーツを使用した高級感のあるデザインなので、社長室などと相性が良いです。もちろん、自宅の書斎などにもピッタリなインテリアがありますよ。
ゲーミングチェア|長時間の作業でも疲れにくい
ゲーミングチェアとは、ゲームやeスポーツをプレイする方向けに作られたチェアのこと。
長時間ゲームをプレイする場合、体勢が同じになりがちです。そんな環境でもお尻が痛くならないためのシートや、クッション性の高い背もたれ、太ももの裏や背中の不快な蒸れを防ぐ通気性など、疲れにくく快適な工夫がなされています。
もともとはゲームプレイ時専用に作られましたが、近年ではその快適さから仕事や勉強目的、さらには動画配信向けに購入する人も多く、様々な場面で利用されています。
オフィスチェアの選び方
それでは、オフィスチェアの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】背もたれの高さ
【2】素材
【3】機能面
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】背もたれの高さをチェック
背もたれの高さは2種類あり、快適性につながる大事なポイントです。それぞれにメリットとデメリットがあるので確認しておきましょう。
ハイバックタイプ
ハイバックタイプは、背中全体を背もたれに預けられるので、首や肩を中心に背中への負担を軽減してくれます。長時間デスクワークをしたり、ゲームをする方におすすめ。
ただし、狭いオフィスでは高い背もたれが視界を遮ってしまうので、より狭く感じてしまうこともあります。
ローバックタイプ
ローバックタイプは、背もたれが肩まで届かず背中の半分程度となり、自分で姿勢をコントロールすることが必要となります。長時間のデスクワークの場合には体への負担が多くなります。
ハイバックに比べて背もたれが低い分、オフィスの視界を遮らず広さを感じられ、スペースを取らないことなどがメリットです。
【2】素材をチェック
オフィスチェアの素材もここ最近さまざまなものが出てきました。素材のもつ特徴の違いも選ぶときに重要になってきます。
ファブリック(布)|適度な硬さでタイプも豊富
温もりのある見た目の雰囲気がインテリアに合わせやすいファブリック。通気性はそれほど高くありませんが、適度な硬さがあるので座りやすい素材です。
またカラーバリエーションも豊富に揃うこともファブリックの特徴。飲み物などの液体をこぼすと汚れを落としづらいのがデメリットなので、汚れが気になる場合は汚れが目立たない色を選択しましょう。
メッシュ|座り心地がよく蒸れにくい
太ももの裏から、おしり、背中は常にシートと密着するオフィスチェア。汗や湿気による蒸れやべたつきが気になることも多いのではないでしょうか。暑い夏場はもちろんですが、屋内は冬の時期でも暖房などの熱で蒸れやすくなります。シーズンを通じてさわやかで快適な座り心地を求める人はメッシュがおすすめです。
レザー(革)|高級感があり汚れや摩耗に強い
見た目の高級感とリッチな手触りが特徴のレザー。通気性を求めるのは難しい素材ですが、革靴と同様に表面の光沢は水や汚れをはじく素材であるため、メンテナンスしやすい素材といえるでしょう。しっかりケアすることによって、経年が生み出す風合いの変化も楽しむことができます。丁寧に長く使いたいと考える場合におすすめの素材です。
【3】機能面をチェック
オフィスチェアには、長時間のデスクワークにおける体への負担を軽減してくれる便利な機能もたくさん備わっています。必要な機能があるか確認してみてください。
高さ調節機能
ほとんどのオフィスチェアに、高さ調節機能がついていますが、どのような機構で調節できるのかによって便利さが異なります。頻繁に高さを調節する可能性があるのなら、レバー式の方が断然便利。また、座ったまま操作できる位置にレバーがついているものもよいでしょう。
購入時に高さ調節をして、その後はあまり変更しないというのであればネジ式でもかまいません。固定させておけば高さがブレないので手間はかかりません。
腰痛持ちの方はランバーサポート付き
腰痛に悩んでいる人はランバーサポートつきのオフィスチェアを選びましょう。ランバーとは腰部を意味し、腰椎を支えて正しい姿勢が維持できるようサポートしてくれます。人は立っているとき、脊椎が逆S字カーブを描きますが、座っている状態でもこの形をたもつことで腰へのストレスを軽減する仕組みです。腰の負担が軽減すれば上半身がラクになり、長時間座っても疲れにくくなります。
リクライニングのロッキング機能
リクライニングのロッキングとは、背面や座面が固定化されておらず、後方や前方へ稼働するオフィスチェアの機能です。長時間の作業中にリラックスタイムを考えている人は取り入れるといいでしょう。
ロッキング機能は大きく分けて、背もたれロッキング、背面一体ロッキング、シンクロロッキングの3つあります。長時間休憩しないなら背もたれロッキングで充分でしょう。読書や動画を楽しみたいなら背面一体ロッキングがおすすめ。背面と座面が適切な角度の位置に稼働するシンクロロッキングならより深いリラックス効果を期待できます。
前傾姿勢の対応
大画面のパソコンを下から見るような作業であれば後方へ傾斜する姿勢が向いていますので、通常のロッキング機能があればじゅうぶんです。しかし、ノートやタブレットに手書きするような作業が多いのであれば、チェックしておきたいのが前傾姿勢に対応するオフィスチェア。
座面と背面が前方向にも傾斜することで、体が前傾しても腰や背中のフィット感を維持します。前傾チルト機能とも呼ばれ前傾による肩や腰の負担を軽減します。
アームレストやフットレスト
アームやフットのレストがついていると、からだへの負担軽減が期待できます。しかし、アームレストやフットレストがついていると、椅子としても大きめのものとなってしまいます。レスト類が付属していると、利用していないときでもデスクの下に収納できない可能性もあります。
デスク間の通路が狭いオフィスでは収納も考慮し、アームレストの有無やアームレストがデスクにひっかからない工夫があるかなども選ぶポイントにしましょう。
オフィスチェアの人気メーカー・ブランド
伝統があったり、人間工学に基づいた設計理念であったり、人気のオフィスチェアメーカーは強いこだわりがあります。その人気を支える秘密を探ってみましょう。
オカムラ(OKAMURA)
1945年に創業したオカムラは、元々航空機製造の技術者によって作られた家具メーカー。社名は創業の地である横浜市磯子区岡村町に由来します。新しい技術を用いながらも使う人を尊重した設計を理念としています。オフィス家具も多数取り扱いがあることから、オフィスチェアのラインナップも豊富で高性能チェアから、シンプルな普及価格帯まで幅広く取りそろえています。
ハーマンミラー(Herman Miller)
1923年にアメリカで創業したハーマンミラーは世界100カ国以上で展開するメーカー。デザイン性と機能性の両面ですぐれ、とくにオフィスシーンで高い人気を誇り、体格にあわせて詳細に調整できる機能や負担を軽減する弾力のある座面、シンプルで合理的なデザインに定評があります。なかでも、ハーマンミラーを代表する「アーロンチェア」は高性能オフィスチェアの代名詞といえる存在しょう。
エルゴヒューマン(Ergohuman)
エルゴヒューマンは2005年に台湾で誕生した新しいメーカーです。人間工学を追究した高機能チェアを展開し、人の骨格を思わせるような美しいフレームに、ランバーサポート、背もたれ、ヘッドレストなどをパーツごとに配置。オールメッシュの素材を多用して快適性も追求しています。ハイブリッドレバーによって座面の高さやリクライニングの調整も簡単にできます。
バウヒュッテ(Bauhutte)
「デスク秘密基地化計画」をスローガンに掲げる大阪を拠点するゲーミングチェアブランド。デスクまわりを快適にする机や棚、ゲーミングチェアがラインナップされます。F1カーのようなホールド性のシートに、ロングストロークシリンダーやソファのような座り心地を追求したクッション、4Dアームレストなど多彩な機能を搭載していることで人気です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)