お笑い芸人・ゆりやんレトリィバァが扮(ふん)する12歳の新人演歌歌手・吉田ゆり子が、カンテレの単発バラエティ番組『水谷千重子の歌ってえぇんか 大和路流しさんぽ』(21日15:00~16:00 ※関西ローカル)で、テレビ初出演を果たす。
この番組は、「若者の演歌離れ」などと言われている今こそ、「日本人にもっと演歌を好きになってもらいたい!」と、あの大物演歌歌手・水谷千重子(友近)一座が大和路・奈良で、美しい景色や美味しい食べ物などを楽しみながら、その時々の高まった感情をすべて歌にするのんびりロケを敢行するもの。
水谷とともに“流しさんぽ”するのは、市川由紀乃、徳永ゆうき、そして演歌の世界に入ったばかりの12歳の新人・吉田ゆり子の3人で、案内人は、藤崎マーケット・田崎、さらに、市川のマネージャー・ヒグチさん(藤崎マーケット・トキ)が、市川を心配するあまりロケに乱入しまくる。
奈良公園では、鹿に囲まれた水谷が「ケンカをやめて~♪」とさっそく熱唱。下御門商店街で昔ながらの文房具屋に立ち寄った一座は、即興で文房具屋のCMソングを披露し、空前のかき氷ブームに沸く奈良で、絶品かき氷に舌鼓を打つ。
最後に、一座が訪れたのは、吉田の姉の友達である、ゆりやんレトリィバァの母校・奈良県立高田高校。高田高校を訪れた吉田が、なぜか懐かしい気持ちになり、ゆりやんレトリィバァの学生時代の思い出を暴露する。演歌のすばらしさを知って欲しいと、市川、徳永が、高校生に演歌を披露。さらにそこには、大物演歌歌手・こぶしたかし(レイザーラモンRG)の姿が…。
収録を終えた吉田は「尊敬する水谷先生と市川さん、徳永さん、皆さま先生方、そして、市川先生の昔からのマネージャーさんと、歌って笑って楽しい珍道中、本当に楽しかったです。あと、私のお姉ちゃんの友達のゆりやんレトリィバァさんの母校を訪れて、なぜか分からないんですけど、ノスタルジックな気持ちになっています」と感想をコメント。
今回がテレビ初出演だという吉田に、水谷が「12歳の新人なんですけど、度胸があるので、誰よりもしゃべっていたし、歌っていたと思います。ここがチャンスだっていうのは、あるんでしょうね」と感心した様子を見せると、吉田も「事務所から、デビューシングルの『だんごにぎり歌』をどんどんアピールしておいで、ということで、先生の力をお借りして、今回この場に来させていただきました。それを無下にする訳にはいきませんので」とやる気に満ちあふれた様子だった。
さらに、吉田は「ちょうどさっき、お姉ちゃん伝いで、ゆりやんレトリィバァさんから連絡がありまして、“高田高校の廊下にいます”っていうのを伝えたら“その廊下で毎日、友近さんがやっていたキャサリンさんのモノマネを、ずっとやっていた”とおっしゃっていて、その場所に、友近さんのお友達の水谷千重子さんが立っているっていうのは本当に、感慨深いです。テレビを見ている若い方々に、“夢は叶うんだ”と伝えられたら、と思います」とメッセージも。
番組の見どころを聞かれると、水谷は「奈良がすごく好きになりました。奈良の街並みも見てほしいし、お店もみてほしい。そして、人って、感動すると、思わず歌が出ちゃうんだなっていうのが新しい発見です。歌は人を幸せにする、楽しくするっていうのが、この番組で分かっていただけるんじゃないかなと思います」と、吉田は「私は12歳で、まだ演歌の世界のことは、ひとつも分かりませんが、ただ、歌を歌うということの素晴らしさを見てくださっている方に伝えることができればと思います」アピールしていた。