じぶん銀行はこのほど、「家庭のお財布事情」に関する調査結果を明らかにした。同調査は7月24日~29日、じぶん銀行口座保有者計364名を対象にインターネットで実施したもの。
既婚・独身別に貯蓄額を比較したところ、既婚者の48%が「500万円以上」と回答しているのに対し、独身の72%は「500万円未満」だった。
続いて、既婚者154名を対象に、配偶者に内緒の貯蓄(へそくり)があるか尋ねた。貯蓄額別に見ると、「へそくりをしている」と回答した人が最も多かったのは、「貯蓄が400万円以上~500万円未満」(71%)の人だった。貯蓄が「1,000万円~2,000万円未満」「2,000万円以上」の4割弱も、へそくりをしていると回答している。
へそくりをする理由について聞くと、「将来への、子どもの学資目的」(30代女性)、「資産運用し、ローン返済に回すため」(40代女性)、「老後の備えと緊急時の資金」(50代男性)など、子どもの教育資金や老後資金のほか、「自分の小遣い」(50代男性)、「通販、FX、娯楽」(40代女性)という回答もあった。
既婚者に、独身時代と比べて住居費はどうなったか尋ねたところ、46%が「家を購入し、住宅ローンを組んだため負担が増えた」と答えた。
パートナーはお小遣い制であるか聞くと、「住宅ローンを組んで家計への負担が増えた」と回答した人は、「夫がお小遣い制」と回答した人が42%で、住宅費の負担を感じていない家庭や賃貸の家庭に比べて多いことがわかった。
既婚者に、消費税増税後の10月以降は「住宅ローン控除の控除期間延長」や「すまい給付金の年収上限・給付額の引き上げ」があることを知っているか尋ねたところ、「内容をきちんと理解している」という回答はわずか11%にとどまった。54%が「言葉は聞いたことがあるが詳しく知らない」「聞いたことがない・知らない」と答えている。