京成電鉄は19日、「スカイライナー」の大幅増発をはじめとする京成線ダイヤ改正の概要を発表した。北総鉄道も10月26日に現行ダイヤの一部修正を実施。東京都交通局も都営浅草線のダイヤ改正を行うと発表している。

  • 京成電鉄が10月26日にダイヤ改正を実施。京成本線では日中時間帯の運転パターンが変更される

京成電鉄は10月26日に土曜・休日ダイヤ、10月28日に平日ダイヤを改正する。京成上野~成田空港間(成田スカイアクセス線経由)を結ぶ全席指定の有料特急「スカイライナー」の運行本数が大幅に増え、現行の約1.4倍に。運行時間帯が拡大され、終日20分間隔での運行になるという。京成本線を走る「モーニングライナー」「イブニングライナー」も始発駅や行先、時刻の変更が予定されている。

京成本線では日中時間帯の特急・快速などの運転パターンを変更し、成田方面への速達性向上を図る。京成上野~成田空港間で運行される特急の一部を京成上野~京成成田間の快速特急(平日9本、土曜・休日10本を運行)とするほか、都営浅草線から直通運転を行う成田空港駅発着の快速を増発するという。ダイヤ改正後の運転パターンの中で、京成成田駅発着の快速特急と成田空港駅発着の快速は下り・上りともに京成佐倉駅で緩急接続を行うことが示されている。

深夜時間帯には、現行の京成上野発京成成田行の列車1本(平日の京成上野駅22時35分発・京成成田駅23時52分着の快速、土曜・休日の京成上野駅22時28分発・京成成田駅23時55分着の普通)を成田空港駅まで延長。折返しの列車として成田空港駅を24時台に発車する宗吾参道行の普通も新設する。京成線ダイヤ改正ではこれらの他にも、利用状況に合わせた列車の発着時刻・運転区間・種別等の変更が予定されている。

■北総鉄道のダイヤ修正、都営浅草線ダイヤ改正も10/26実施

北総鉄道も10月26日に土曜・休日ダイヤ、10月28日に平日ダイヤを一部修正する。都心方面へ直通する最終列車(印旛日本医大発西馬込行)において、新鎌ヶ谷駅の発車時刻を現行の23時24分発から23時33分発に変更。新鎌ヶ谷駅で成田空港駅からのアクセス特急と接続する。これにより、新鎌ヶ谷~京成高砂間の各駅で深夜時間帯における成田空港方面からのアクセスが改善され、都心方面の最終列車の時刻が繰下げとなる。

平日19時台には、新鎌ヶ谷駅で成田空港行のアクセス特急と接続する印西牧の原行の普通を1本増発。他にも一部列車で行先・運転時刻等の変更があるとのこと。

  • 都営浅草線も10月26日にダイヤ改正を行う

京成線と相互直通運転を行う都営浅草線も、土休日は10月26日、平日は10月28日にダイヤ改正を実施。一部列車の種別・行先・時刻を変更する。