米Googleは9月18日(現地時間)、US英語以外の言語で初めて音声アシスタント「Googleアシスタント」で複数の声を選べるようにした。
新しい声が追加されたのは、日本語、イタリア語、英語 (UK)、英語 (インド)、オランダ語、韓国語、ドイツ語、フランス語、ノルウェー語の9言語。新しい声は、DeepMindの音声合成アルゴリズム「WaveNet」を用いて合成されており、ナチュラルに聞こえる高さとテンポで自然な話し声を実現している。DeepMindは、囲碁で世界トップのプロ棋士に勝利したAI「AlphaGo」の開発で世界的に注目されたGoogle傘下の英企業だ。
Googleアシスタントの声の切り替えは、プロフィール画像からアクセスするアカウント設定の「アシスタント」タブで「アシスタントの音声」から行う。声が追加された言語では、従来の女性の声に加えて新たに男性の声を選べるようになったが、性別や声のタイプが分かるような表記ではなく、それぞれ「赤」「オレンジ」と表記されている。これは先入観なく、様々な声を体験して選んでもらうためで、初めてGoogleアシスタントを設定する際の初期設定の声は「赤」と「オレンジ」からランダムに選ばれる。