金正男暗殺実行役のドアン・ティ・フォン元受刑者が、フジテレビ系特番『追跡ドキュメントバラエティ シンジジツ』(22日21:00~23:09)に出演し、暗殺計画を初告白する。
2年前、世界を騒がせた「金正男暗殺事件」は事件後、すぐに若い女性2人が実行犯として捕らえられたが、その後「いたずら動画の撮影だと言われた」という、にわかには信じられない発言がニュースで報じられた。
今年5月、傷害罪となって釈放されたフォン氏だが、今までメディアで沈黙を守り続けていた同氏に番組が接触し、世界初のインタビューに成功。本人の告白に加え、再現VTR、実際の彼女のスマートフォンに残された画像を加え、詳細に伝える。また、暗殺を実行した北朝鮮テロ専門機関の幹部の話も加え、金正男暗殺計画全体の真相に迫り、最初の接触から、計画の変更、直前・直後の状況などが明らかになる。
MCの加藤浩次は「今までニュースでは聞いていたけれど、重責を担う実行犯が“どっきり番組”と言われて、実際に人を殺せるほどコントロールされていくなんて“本当かよ”と思っていました。けれど、今回、改めて本人の口から聞き、再現VTRをみることで、理解と合点がいきました」とコメント。
彼女の告白に「自分が実際その立場になった時に、勇気をもって告白できるのかと考えると、どうしても失うものを多く考えてしまうと思います。でも、僕は、正直に勇気をもって告白することは、世の中にとって必要なことだと思うので、そういう人が増えてほしいと思います」と願った。
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