花王は多忙な毎日を送る現代女性に向けたブランド「SOFINA iP(ソフィーナ iP)」から、「ベースケア セラム<土台美容液>」と「インターリンク セラム」を11月9日に発売する。発売に先駆けて開催された新製品発表会では、9月に開設したLINEを活用したデジタルサービス「肌id」など、商品とサービスの両軸から美肌をサポートする「SOFINA iP」の取り組みが紹介された。
SOFINA iPへの思い
ソフィーナ事業部長・池辺順子氏は「SOFINA iP」について、「疲れやストレスに晒されがちな現代女性の美しくあり続けたいという思いに応えるべく、ソフィーナipは2015年に誕生しました。ヘルスケア研究で培った炭酸技術をスキンケアに応用した土台美容液は、競争の厳しい美容液市場において2年連続で売り上げNo.1を達成(※インテージ SRI 美容液〈美白除く〉市場2018年8月~2019年7月ブランド別累計販売金額・個数)。美容液市場で存在感のあるブランドへと着実に成長を続けております」と紹介。
初回購入者のうち61%が再び購入するという、他の美容液と比べても圧倒的に高いリピート率を挙げ、「私どもの調査では、なかでも有職女性に代表される日々忙しく働き、疲れやストレスが肌に現れやすいと感じている女性たちから、特に高い支持を受けていることがわかっています。近年、女性の就業率が7割を超えたことも例に見られるように、仕事、家事、子育てなど一人で何役もこなし、日々頑張っている女性たちをスキンケアの観点から応援していきたい」と、ブランドの思いを述べた。
ダブル美容液(セラム)でより高い肌改善を
同社はより高い効果と効率を実現するため、従来の土台美容液をリニューアルとするとともに、「インターリンク セラム」を新たに発売。化粧水も乳液も使わず、洗顔後に同ブランドの2つの美容液を使ってお手入れする「ダブル美容液(セラム)システム」を提案する。
ファーストステップで使用する「ベースケア セラム<土台美容液>」は、従来よりも高濃度な炭酸泡で、よりなめらかな使用感に。血管力を高め肌のベースを底上げするとともに、次に使う美容液の浸透を高める即効性を兼ね備える。
土台美容液の後に使う「インターリンクセラム」は角層状態を整え、なりたい肌に導く美容液。化粧水と乳液機能、角層表面を整える技術を搭載し、保湿、ハリ、明るさの3タイプを用意する。
スキンケア研究所上席主任研究員・片山靖氏は、新製品で新たに取り入れた即効アプローチについて、「炭酸製剤を塗布すると、一時的に細胞間脂質の構造が緩み、今回新たに即効につながるスキンケアの浸透ルートを形成する作用を見出しました。その後に使う美容成分の浸透が炭酸製剤によって1.9倍に高まります」と解説。「外部刺激から肌を守り、肌内部の生まれ変わりを高めることで、角層状態を短期間で再生する“角層表面再生技術”を開発しました。40年にも及ぶ花王の角層研究をさらに進化させ、角層最表面の疑似角層膜が即時に角層表面を整え、見た目や触感を改善します」と語った。
また、飲むだけで内側から効率的に顔や体全体の潤う力を高める「SOFINA iP クロロゲン酸 飲料EX」も同時に発売。コーヒー豆由来のクロロゲン酸類が肌の水分量を高めるという機能性表示食品として、パッケージも新たにリニューアルした。
さらに9月に開設した新デジタルサービス「肌id」は、簡単に肌状態をチェックする機能や、自分に合った美容情報を受け取れる機能などを搭載し、商品の購入後も継続的に24時間365日でサポート。今後もコンテンツを随時更新し、内容をより充実させていく予定とのこと。同社はスキンケアとともにブランドの提案力を総合的に強化していき、ブレない芯のある美しさの実現をめざすとしている。
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