赤ちゃんの頃から子どもが当たり前に出入りする我が家のキッチン。長男は3才の頃から朝食のバナナをこども包丁で切り、次男は1才になる頃にはポロポロとこぼしながらもお米の計量を手伝うのが日常でした。
成長した兄弟が不思議と好き嫌いもなく健やかに育ってくれているのは、暮らしのなかで常に「食」が身近にあったことも影響しているのかなと思います。
子どもと「食」との触れ合いは赤ちゃんの頃から始まりました。
生後間もない頃からの読み聞かせでは、よく野菜や果物の絵本を読んで、モグモグ食べるフリを見せたり、離乳食が始まって初めての食材を出すときには、野菜カードやその食材が出てくる絵本を見せて、赤ちゃんに語りかけるようにしていました。
また、子どもが動き回るようになると、キッチンガードが設置できない台所でしたので、私が食事の支度をしている間は、赤ちゃんには野菜を触らせたり、泡立て器やお玉など危険ではないキッチンツールをおもちゃ代わりに遊ばせていました。ヨチヨチ歩き出す頃には、蒸籠に人参やじゃがいもを入れて、台所に立つ私の隣でままごとを楽しんでいました。