JR西日本は在来線運転士の前方確認時の視認性向上と疲労軽減によるさらなる安全性向上を図るため、運転士に保護メガネを貸与する試行を実施する。

  • 在来線運転士に貸与される保護メガネ

試行の対象は近畿エリアに所属する在来線運転士(75名程度)。期待されている導入効果として、直射日光や反射光のまぶしさを軽減することによる前方確認時の視認性向上、直射日光や反射光をカットすることによる疲労軽減が挙げられている。

貸与される保護メガネは、タレックス製の「トゥルービュー(偏光レンズ)」で、色覚に影響を及ぼさず(特許取得)、疲労軽減の効果があるという。

9月以降に準備でき次第、試行を開始し、2020年2月下旬まで行われる予定。試行結果が良好だった場合、在来線の全支社に導入予定としている。保線などの社員についても現場の巡回などの業務において試行を実施する。