俳優の佐藤浩市が、15日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~7:30)で、長男で俳優の寛一郎について語った。
13日から公開されている映画『記憶にございません!』の番宣で、三谷幸喜監督、中井貴一と共に出演した佐藤。その中で、三谷監督から「自分に関係していない映画で、最後に映画館で観たのは何ですか?」と問われ、「……僕の口から言わなきゃいけませんか?」とためらいながら、照れくさそうに「うちの坊主の映画です」と寛一郎の出演作を観たことを打ち明けた。
さらに感想を聞かれると、「正直ちょっとホッとする部分もある。スクリーンで観るとやっぱり違う。大きい画面では見える粗もあれば、逆に粗を隠してくれる場合もある。目線としてはプロの目線で見て」と語り、「何とかやってんな」と安心しつつも、「泣きそうにはならなかった」「青春映画だったので、(客席で)若い人ばっかりの中におっちゃんがいたという恥ずかしさはあった」と気まずさもあったようだ。
「ダメ出しとかするんですか?」と興味津々の様子の三谷監督に、佐藤は「それはしないですね」と即答。「俺は言う側、言われる側、両方の気持ちが分かるから。そういう立場なので、言って良いこと悪いことがある。お芝居のことに対しては、あまり言わないです」と真面目に答えながら、やはり気恥ずかしくなったのか思わず吹き出していた。