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【この記事のエキスパート】
料理研究家/お菓子研究家:熊谷 真由美

料理研究家/お菓子研究家:熊谷 真由美

フランス料理・菓子・ワインとチーズ、薬膳を深く学ぶ。東京とパリのミシュランのフレンチレストランで修業。
現在は、海外から、飛行機で通うおもてなし料理教室とフランス菓子教室 ラクレムデクレムを東京駅から20分の新浦安駅すぐにて主宰するほか、FoodSNS(食のSNS)、くまの巻き(レシピサイト)運営、レシピ開発・製作・撮影、セミナー講師、執筆活動(現在 著書20冊)を行う。
きれいで美味しい健康レシピが得意なプロの料理研究家としてNHKテレビ出演はじめ、新聞・雑誌でもレシピをたびたび紹介。考え抜かれた成功法則に基づいた《かんたん/かわいい》レシピには、業界からも定評がある。

【略歴】
パリのフィリップ・コンチーニ氏の《ターブル・ダンベール》で修業
恵比寿《タイユヴァン・ロブション》勤務
ル・コルドンブルー料理学校パリ本校卒業グランディプロム取得
日本菓子専門学校卒業 国立北京中医薬大学日本校中医薬専科卒業

【資格】
製菓衛生師/JSA認定ソムリエ フランスチーズ鑑評騎士/国際中医薬膳師/国際中医師

【著書】
『卵1個のフレンチ』(日本ヴォーグ社)
『ワインとチーズを楽しむ生活』(河出書房)
『晩酌おつまみ』(コスミック出版)
『一生使える季節の飾り切り大全』(PHP研究所)
『かんたんかわいいデコロールケーキの作り方』/『かんたんかわいいプリントクッキーの作り方』(メディアソフト社)
ほか合計20冊


料理研究家でお菓子研究家でもある熊谷真由美さんへの取材をもとに、お菓子作りにぴったりの小麦粉の選び方とおすすめ商品を紹介します。小麦粉から作られるお菓子は、クッキーやスコーン、ケーキやドーナツなどさまざま。通販サイトの売れ筋人気ランキングも掲載しているのであわせてチェックしてくださいね!

薄力粉と小麦粉との違い

小麦粉には強力粉、中力粉、準強力粉、薄力粉などいくつか分類があります。大まかに言うと、小麦粉の中に含まれているタンパク質の含有量によって種類分けされています。なので、「薄力粉」は小麦粉の一種です。

タンパク質の含有量が多いもの(=水を加えて練ったときに粘弾性が高いもの)が強力粉、少ないものが薄力粉です。このタンパク質の含有量は、原料となる小麦の品種によって変わります。お菓子作りには、おもに薄力粉が使われます。

お菓子研究家に聞きました
お菓子作りにおすすめの小麦粉の選び方

お菓子研究家の熊谷真由美さんに、お菓子作りにぴったりの小麦粉を選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。

まずは「小麦粉」の種類をチェック

「小麦粉」は、大きく分けて「強力粉」「中力粉」「薄力粉」の3つの種類があります。使用する小麦の種類によって分類されています。まずは、それぞれの特徴をチェックしていきましょう!

強力粉|もちもちクレープからふんわりカステラまで

出典:Amazon

強力粉の特徴は、グルテンを多く含み、コシのある生地を作ることができること。強力粉を使用すると膨らみをキープしやすいという特徴もあります。コシがありもちもちとした食感になるので、クレープを作るときにおすすめ。

また、ひとくちに強力粉といっても、さらに多くの種類があります。強力粉のなかでも種類によって特徴に差があるので、タンパク質をどのくらい含むかに注目すると選びやすいです!

たとえば、クレープと違いふんわりとした軽い食感にしたいカステラなどを作るなら、タンパク質が12%以下のものがおすすめです。

薄力粉|ケーキやクッキーなどオールマイティ

出典:Amazon

お菓子作りをあまりしない方でも、薄力粉はよく目にするのではないでしょうか。一般的に、小麦粉というとこの薄力粉をさすこともあるくらいメジャー。

ケーキやクッキーなど幅広いお菓子に使えます。「薄力粉」を選びましょう。タンパク質や灰分の含有量が、強力粉>中力粉>薄力粉と少ないのが特徴。そのため、サクッと軽い食感や、少し軽めのソフトクッキー、スポンジケーキに向いています。

中力粉|ずっしりしたドーナッツやパウンドケーキに

出典:Amazon

中力粉は、タンパク質の含有量が10%~12%ほどで、ちょうど強力粉と薄力粉の間くらい。中力粉を使ってお菓子を作ると、ずっしりとしていて食べ応えがある仕上がりになるのが特徴です。

ドーナッツやパウンドケーキなどずっしりしたお菓子を作るのにぴったり。ドライフルーツやナッツなどの具を入れたい場合も、中力粉を使えば混ぜ込んだ具がしずまなくて上手に焼き上がりますよ!

作るお菓子に合わせて、グルテン量を選ぶ

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

スポンジなどは、グルテン量が少ない、軽い粉を使うと粘りが少ないのにフワフワに仕上がります。それに対し、フランスの焼き菓子やタルト生地などを作る場合は、ある程度のグルテン量があったほうが失敗しにくいです。

食パンの窯(かま)伸びをうたうような、グルテン量強化の強力粉はお菓子作りに向かないことが多いです。作るお菓子に合わせてフワフワとした軽さを追求したいのか、粉の風味を味わいたいかでグルテン量を選んでみると、お菓子作りの幅が広がります。

海外産は、灰分(かいぶん)量をチェック!

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

おもにヨーロッパでは、灰分の含有値によって粉の分類がされています。最近は日本の商品説明にも記載があるので、チェックしてみましょう。灰分が0.45〜0.55%までの間ならば、日本のレシピの薄力粉として使うことで、フランス菓子をはじめとするヨーロッパ風の粉の風味豊かな仕上がりが期待できます。また、灰分の量は「Type45」や「Type55」などと表記されている場合もあります。

1か月以内に使い切れる量を選ぶ

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

小麦粉は、保存方法によっては品質が劣化するスピードが早くなってしまいます。 お菓子を作る頻度(ひんど)、消費するサイクルに合わせて、1カ月以内に使い切れる量がおすすめ。分量が小分けになっているかどうかや、袋にチャックがついているかどうかというのもポイントです。

酸化するだけでなく、においも吸収しやすいので、できれば挽きたてのうちにお菓子を作りたいところです。そうすれば、よりおいしく楽しめますよ。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)