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【この記事のエキスパート】
管理栄養士/料理家:廣野 沙織
大学院にて料理の美味しさを科学的に追及する研究を行い、その傍らフリーランス管理栄養士としてレシピ開発や執筆活動、出張料理サービスなどに従事。
大学院修了後は活動の幅を広げ、食事指導やセミナー講演、外国人向けの料理教室、様々な食関連サービスの監修など行っている。
科学的に美味しく料理をつくるコツや原理、根拠のある食・栄養に関する情報発信を得意とする。
この記事では、ベーキングパウダーの選び方とユーザーイチオシの商品、編集部のおすすめ商品を紹介します。赤ちゃんでも安心して食べられる無添加タイプや、米粉を使ったタイプなど種類はさまざま。人気の商品を厳選しているので、比較して選びましょう。
ベーキングパウダーとは?
ベーキングパウダーはケーキやパンなどの生地を膨らませたり、ふわふわとした食感を得たりするのに必要な材料。菓子作りにはもちろん、揚げ物や蒸し料理にも利用できる食材なんです。
ベーキングパウダーは国内や海外ブランドも含めると、本当に数多くの商品が販売され、迷ってしまいます。本記事では、管理栄養士の廣野沙織さんへの取材のもと、お菓子や料理を美味しくするベーキングパウダーの選び方とおすすめの商品をご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
管理栄養士が教える
ベーキングパウダーの選び方
【1】調理方法ごとに原材料の種類を選ぼう
【エキスパートのコメント】
ベーキングパウダーは原材料の種類によって「即効型」「持続型」「遅効型」に大きく分類されます。
蒸し物などの加熱温度が低い料理には、即効性のベーキングパウダーが適しています。
逆に、オーブン加熱などの加熱温度が高い料理には遅効性のものを選びましょう。
持続型はそれらの中間的な料理や、ひとつのベーキングパウダーをオールマイティに使いたい場合に適しています。
即効型の原材料には「第一リン酸カルシウム」、遅効性の原材料としては「ピロリン酸カルシウム」や「ピロリン酸ナトリウム」が使われることが多いです。原材料表示を確認し、料理の用途に合わせて選びましょう。
【2】たまにしか使わないなら個包装を! 保存や計量がしやすい
【エキスパートのコメント】
たまにお菓子作りに使うといったように、ベーキングパウダーを使用する頻度(ひんど)が比較的少ない場合には、個包装されているものがおすすめです。袋を開封しなければ品質がいいまま保存することができます。
また1袋の容量がわかっているため、計量の手間が省けて便利というメリットも。しかし個包装の商品はやや割高になるため、使用頻度が高い方にはあまり向いていません。
【3】よく使うなら缶やプラスチックボトルに入ったものがおすすめ
【エキスパートのコメント】
ベーキングパウダーの使用頻度が高い方は、缶やプラスチックに入っている商品がおすすめです。缶の容器は粉を湿気から守ることができるため、保存に適しています。
プラスチック容器に入っているものは、開口部分が広いため粉を取り出しやすく、扱いやすいという特徴があります。ただし、プラスチック容器は缶に比べて湿気から守る力は弱いので、保存には注意が必要です。
【4】ミョウバンやアルミニウム不使用のものを選ぶと安心
【エキスパートのコメント】
以前はミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム)など、アルミニウムが含まれたベーキングパウダーも使われていましたが、厚生労働省主導で、アルミニウムを含む食品添加物の使用の低減化が進められていることから、最近ではアルミニウムを含まない商品が多くなっています。
アルミニウムを含まない商品には「アルミニウムフリー」「アルミニウム不使用」などと記載されているため、そのようなベーキングパウダーを選ぶと安心です。