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【この記事のエキスパート】
マラソン完走請負人:牧野 仁
アスレティックトレーナー、ストレングス&コンディショニングトレーナーとして活躍。
アスリートのケガの復帰から、競技力向上まで、様々な知識と経験を駆使して、市民ランナーの指導を専門に行うJapanマラソンクラブを設立。
NHKBS「ラン×スマ」などで指導。著書「楽して走ろうフルマラソン」など多数執筆。(有)スポーツネットワークサービス代表
ランニングバックパックは長距離ランやトレイルラン、通勤ランや帰宅ランに役立つアイテムです。ランニングバックパックは背負うタイプ以外にベストやジャケットのように着るタイプなど形状もさまざまです。この記事では、ランニングバックパックの選び方とおすすめ商品をご紹介します。
目的と容量、揺れにくい、通気性、ポケット、水分補給など
ランニングバックパックの選び方
ランニングバックパックは素材や形状など商品によって異なります。快適に走るためにチェックしてほしいランニングバックパックの選び方について紹介します。
軽いジョギング、通勤ラン、マラソン、トレイルランなど
ランニングスタイルに合わせて容量を選ぶ
ランニングバックパックはさまざまな形状がありますが、どれくらいの容量を選べばいいのか悩むもの。軽いジョギングをしたいのか、普段使いや通勤ランで使うのか、レース向けか。
マラソン大会やレース向けのバックパックには、フィット感のある着るタイプや軽量モデルがあります。トレラン(トレイルランニング)で奥地へ入る際は必要な荷物も増えるため容量が必要です。
自分のランニングスタイルに合わせた容量を選ぶためのポイントを解説します。
最低限の荷物や着替え入れとして使う
ランニング中に持ち運ぶものが飲料や着替え、スマホなど最低限のものだけなら、5L前後の容量のバックパックでもじゅうぶんでしょう。容量が大きければ荷物が増えたときにも対応できますが、ランニングバックパックは、荷物を入れていても快適に走れるように体へのフィット感にこだわって作られています。
そのため、荷物の量が少なすぎたり多すぎたりしても、体へフィットしにくくなります。必要なものだけ持ち運ぶなら、それだけ収まる容量のランニングバックパックを選んでください。
通勤ランやふだん使いのリュックとして使う
メイン収納が広いバックパックは荷物がたくさん収納できるので、着替えはもちろんパソコンや書類まで入れられる大容量タイプも展開しています。もし、帰宅ラン用に選ぶならスーツやシャツなどが入るかどうかもチェックしましょう。
容量が大きいものはランニング用としてだけではなく、ふだん使いとしても活用可能です。デザインや色に着目して選んでみてもいいでしょう。
本格的なレースやトレイルラン用として使う
本格的なレースで使用するランニングバックパックを選ぶなら、走行中のフォームを妨げないデザインはもちろん、軽さとフィット感を重視して選びましょう。
とにかく走行を妨げない軽さを重視されるため、容量は3~5L程度が便利です。トレイルラン用でアウターなどを入れるなら少しゆとりを持たせるか、外側に衣類を固定できるドローコードつきを選ぶと、なかに入れる荷物の量を抑えられます。
揺れを防ぐ、フィット感を重視
なるべく揺れないものを選ぶ
トレイルランなどスピードが求められる大会に出場する場合、背中で揺れるのは気が散りますし、フォームが乱れてしまう原因にもなりかねません。揺れを防ぐには背負うデザインではなく、ジャケットやベストのように着るように装着するデザインを選ぶといいでしょう。
もし背負うデザインを選ぶなら、背面パネルとショルダーベルトがつながっているものが揺れにくく安定します。
使い心地を左右する
メッシュ素材など通気性がよいものを選ぶ
ランニングバックパックは体に密着して装着するため、走っているときは汗によるムレを感じやすい状態です。汗やムレによる不快感は走りにも影響を与えるため、背面やショルダーベルトなど肌やウェアに接する面は、メッシュ素材など通気性がよいものを選びましょう。
商品によっては背面が背中に密着しないようなデザインになっているバックパックもあります。ムレが気になる暑い時期のランニング用に選ぶなら、素材やデザインをチェックしてみてください。
物が取り出しやすいものを
ポケットの数やボトル入れの位置で選ぶ
ランニングバックパックを選ぶときにチェックしてほしいポケットの数やボトル入れの位置について解説します。
ポケットの数を確認しよう
ランニングバックパックにはいくつかポケットがついており、それぞれうまく活用すれば快適にランニングを楽しむことが可能です。収納するアイテムの数だけポケットがついていれば、どこになにを入れるか決めやすくなります。走りながら手に取れる位置に収納できれば、立ち止まらなくていいので利便性もいいでしょう。
商品によっては、別売りのポケットを装着して数を増やせたり、アイテムの大きさに合わせ拡張できたりなど、カスタムが可能な商品もあります。
ボトル入れの位置も重要
給水にボトルを使用する方は、ショルダーベルトにボトル用のポケットがついていると便利です。口を近づければ飲めるので走りを妨げません。タイムを重視するランニングに活躍します。
片側だけだと重さが左右で異なるため、走行フォームに影響を与える可能性があります。給水ボトル用のポケットはできるだけ両方についているものを選びましょう。
水分補給しやすいものを
ハイドレーションシステムに対応しているか
ランニング中の脱水症状を防ぐため、水分補給は大切です。給水ボトルや水筒を持ち運んでもいいですが、水分補給のために立ち止まらなくてはいけません。こうしたわずらわしさを解決してくれるのがハイドレーションパック。
ソフトボトルに吸引チューブがついた給水システムで、バックパックの収納スペースに入れておけば走りながらこまめに水分補給が可能です。商品によってはハイドレーションパックを備えているものもあります。長距離ランや暑い時期のランニングで水分補給を重視したい場合は、水分補給に注目した商品を選んでみてください。
仕事道具やビジネススーツ、ノートパソコン収納なども
通勤ランに便利なもので選ぶ
通勤ラン用のランニングバックパックを選ぶなら、仕事道具を入れられるかチェックしましょう。ただ入れるよりもアイテムごとに分けて収納できるもの
を選んでください。ノートパソコンやタブレットを入れるスペースには保護クッションがついていると便利です。
スマホがすぐに取り出せる位置に収納できるか、ビジネススーツが収納できるかなど通勤ランに便利なもの
を選びましょう。帰宅ランには夜間の被視認性を備えるため、反射テープがついているバックパックを選んでください。