秋田内陸縦貫鉄道は12日、秋田内陸線全線開業30周年を記念して観光列車を導入すると発表した。観光列車の名称公募も実施する。

  • 秋田内陸線に導入される観光列車の外装イメージ

観光列車は同社の既存車両AN8905号を全面的に改修。この車両は1989(平成元)年に急行「もりよし」専用車両として新製導入され、近年はイベント列車や貸切列車で運用されていたという。改修の詳細は明かされていないが、えんじ色を基調に黄色のラインなどで装飾した外装イメージが公開されている。

観光列車の導入に先立ち、列車の名称を公募することも発表された。「親しみやすく、わかりやすく、覚えやすい名称であること」「秋田内陸線の沿線の魅力を表す、当鉄道ならではの名称であること」などの条件にかなう列車名を広く一般から募集する。沿線在住の有無を問わず、誰でも応募可能。秋田内陸線ウェブサイトの専用フォームなどから応募できる。

募集期間は9月13日から10月31日まで。名称の発表は2020年1月中旬の予定。採用された名称の応募者(1名)には、1年間有効の土日祝日全線乗り放題乗車券が贈られる。また、応募者全員の中から3名に、全線乗り放題ワンデー乗車券1枚と秋田内陸線のグッズが贈られる。