MMD研究所は9月11日、「インターネットでのフードデリバリーサービスに関する調査」を発表した。調査は8月1~5日、一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)に住むスマートフォンを所有する18~49歳男女1,253人を対象にインターネットで行われた。

調査は以下の通り。まず、1年以内のインターネットでのフードデリバリーサービス利用経験を聞いたところ、「フードデリバリーサービスを利用している」(29.9%)、「フードデリバリーサービスを利用したことはない」(70.1%)となった。

  • 1年以内のインターネットでのフードデリバリーサービス利用

また、性年代別に1年以内のインターネットでのフードデリバリーサービスの利用経験をみると、高い利用率順で「30代女性」(39.8%)、「20代女性」(39.5%)、「30代男性」(38.6%)、「40代女性」(38.3%)、「40代男性」(24.2%)、「10代女性」(22.2%)、「20代男性」(20.3%)、「10代男性」(15.9%)となり、男性は30代、女性も30代の利用率が高い結果に。

  • 1年以内のフードデリバリーサービス利用(性年代別)

さらに未既婚別でみると、「未婚者の利用率」(23.8%)、「既婚者の利用率」(42.5%) となっている。

  • 1年以内のフードデリバリーサービス利用(未既婚別)

そして、フードデリバリーサービス利用者に「最も利用しているフードデリバリーサービス」を尋ねると、「直営店(ドミノ・ピザ、マクドナルドなど)」(40.5%)、「出前館」(21.1%)、「Uber Eats」(12.0%)、「LINEデリマ」(9.3%)、「楽天デリバリー」(7.5%)、「dデリバリー」(3.7%)、「ぐるなびデリバリー」(1.3%)、「ごちグル」(0.3%)、「その他」(4.3%)となった。

  • 最も利用しているフードデリバリーサービス

続けて、利用者に「フードデリバリーサービスを利用するシチュエーション」について聞いたところ、最も多かったのは「その料理が食べたいとき」(43.2%)、次いで「料理をするのが面倒なとき」(42.7%)、「外食をしたいが家を出るのが億劫なとき」(41.6%)となっている。

  • フードデリバリーサービスを利用するシチュエーション

そして、「フードデリバリーサービスを利用して不満に思ったこと、困ったこと」を尋ねると、「値段が高い」(35.2%)、「フードデリバリーを利用して不満に思ったことや困ったことはない」(22.7%)、「配達に時間がかかる」(22.4%)、「配送料がかかる」(21.6%)、「最低利用金額がある」(20.3%)、「注文時の見た目と実際に届いた商品の見た目がだいぶ違っていた」(10.7%)、「いつ商品が届くか分からない」(8.3%)、「食べ物が冷めた状態で届いた」(7.5%)、「配達スタッフの対応が悪かった」(6.7%)、「商品が偏ったりぐちゃぐちゃになった状態で届いた」(5.9%)、「注文と違う商品が届いた」(4.5%)、「商品が届かなかったことがある」(2.9%)、「その他」(1.9%)となった。

  • フードデリバリーサービスを利用して不満に思ったこと、困ったこと

また、「フードデリバリーサービスを利用して不満に思ったこと、困ったこと」の具体的なコメントでは、「配達員が不潔な印象だった」(30代女性)、「その日の混雑状況によって配達までの時間が異なるため、自宅で受け取り待機している時間が読めない」(20代男性)、「うちが配達範囲にない」(10代女性)、「エリア的に対応してる店が少ない」(20代男性)、「メニューが見えにくい」(30代女性)という声があった。