MS-Japanは9月10日、20代経理に聞いた「本音の退職理由」ランキングを発表した。調査は4月~6月、同社運営の人材紹介事業に登録する20代経理の求職者137名を対象にインターネットで行われた。

  • 20代経理に聞いた「本音の退職理由」ランキング

    20代経理に聞いた「本音の退職理由」ランキング

20代経理に聞いた「本音の退職理由」ランキング、1位は「人間関係」(27%)だった。特に20代は、上司や先輩に業務を教わりながら進めることも多いため、人間関係の関わりが濃くなりやすいことや、営業職に比べてローテーションや異動などが起こりにくいということも関係があるよう。

具体的には、「直属の上司との相性が悪い」「オーナー企業であり、代表の考えについていけない」「50代のお局が原因で部署の雰囲気が悪く居づらい」といった不満の声が寄せられた。

続く2位は「スキルアップ」(22%)。「決算業務に携わりたい」「経理の業務が細分化されているため、業務幅を広げたい」「上場企業の経理に携わりたい」「経理業務の中でも、管理会計にチャレンジしたい」など、会社の規模などによって業務の幅が限られてしまい、さらなるスキルアップを目指すにも、それ以上の業務に携われないという経理ならではの理由が多くあがった。

3位にあがったのは「給与アップ」(22%)。経理職に限らず根強い退職理由だが、やはり20代経理においても給与に対する不満は多く、「給与が頭打ちで、これ以上の給与アップが見込めない」「毎年の昇給はあるものの、昇給率が低いために、思い描いていた年収に届きそうもない」「評価をされ責任のある経理業務を任されているにも関わらず、それに見合った給与が貰えていない」といった声が目立った。