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【この記事のエキスパート】
防災・危機管理ファシリテーター&編集ライター:南部 優子

防災・危機管理ファシリテーター&編集ライター:南部 優子

出版社の編集・執筆、地域NPOの政策企画・広報、危機管理コンサルタントを経て独立。 多彩な分野でファシリテーター兼編集ライターとして活動中。

編集・執筆の経験を生かした計画・マニュアルなどの各種資料作成・製本・出版や、企画会議運営・板書経験を活用したワークショップ・イベントの設計・運営、防災コンサルタント経験による各種調査・研究・組織開発支援など、公共団体や研究機関・企業・NPOとのプロジェクトを数多く実施している。


災害時に備えて常備しておきたい非常食。缶詰・袋タイプの食品が非常食として多数販売されており、なかでも注目なのが「パンの非常食」。5年、7年と長期保存できるものや、味付けに工夫されているものなどラインナップが豊富です。本記事では非常食用のパンの選び方とおすすめの商品を紹介します。

乾パンだけじゃない「非常食用のパン」

出典:楽天市場

非常食用のパンと聞くと、固く焼き締めたビスケットである「乾パン」を思い浮かべる人が多いかもしれませんね。

もちろん乾パンもありますが、最近では「これが非常食なの?」と思うような、やわらかくて美味しい商品が続々と登場しています。ご飯ものだけでは飽きてしまいますし、非常時こそ美味しい食事が必要になります。ぜひ、非常食のラインアップに「パン」も加えてみてください!

非常食用のパンの選び方

ここからは、非常食用のパンを選ぶ際の基本ポイントをご紹介します。おいしさはもちろん、保存期間や片付けやすさ、収納のしやすさなどもチェックする必要があります。

【1】おいしさ
【2】保存期間
【3】処分のしやすさ
【4】保管スペース
【5】使い勝手

上記のポイントを押さえることで、自分好みの商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】おいしく食べられるものを選ぶ

出典:Amazon

非常食としてパンを食べるとき、ジャムやバターは手に入りづらく、停電しているとオーブントースターやレンジで温めることもできません。このため、ある程度の味が生地につけられていると食べやすくなります。

ただ、あまり強い味付けだとおかずに合わない可能性がありますし、飲み水の確保も貴重な状況になっていることが多いため、メインで備蓄するパンはできるだけシンプルな味付けがいいです。

もちろん、毎回同じ味だと飽きやすいため、甘みの強い味のパンを間食として組み合わせるなど、バランスのいい種類や量の保存を心がけるのがおすすめです。

【2】長期保存ができるかもチェックしよう

出典:Amazon

長期保存できるかどうかは、非常食を選ぶうえでとても重要なポイントです。非常食は長期保存が前提となっていますが、チェックするときは賞味期限を見てください。基本的に賞味期限が長いものを選びます。短くても約3年ぐらいが一般的です。

また、賞味期限が短いものをあえて備蓄して、賞味期限が近付いてきたものから食べて補充していく「ローリングストック」という方法もあります。日常で非常食に食べ慣れておくにはよい方法でしょう。

【3】片付けやすく、ゴミがかさばらないものを選ぶ

食品は、食べる前だけでなく、食べ終わったあとのゴミの処分方法もイメージしておきましょう。

大規模な災害時には断水しやすく、食べ終わった袋や缶を水洗いすることができない場合が多くなりますし、ゴミ収集も停止したり回数を減らされたりします。このため、食べ終わったゴミは匂いの出る状態のまま、いつまでも保管し続けなければならない可能性もあります。

この点、袋ものは食べ終わったあと折りたたんでコンパクトにできますし、紙箱は別の用途に使うことも可能です。缶詰だけを備蓄していると、ゴミに悩まされる可能性もあるため、バランスを考えながらストックしておくといいでしょう。

【4】保管スペースを考えて商品を選ぶ

出典:Amazon

非常食のパンは、基本長期間保管することになります。そのため、保管スペースの確保が必要です。

軽くてかさばらないのは袋やパックタイプの商品ですが、缶詰よりも衝撃に弱く保存方法によっては崩れてしまうことがあります。一方で缶タイプは長期保存できる商品が多いですが、かさばりやすく缶自体の重さがあるのがデメリット。

保管スペースに合わせて備蓄する個数やロットを考えるのがおすすめです。

【5】使い勝手のよいものを選ぶ

出典:楽天市場

避難所など自宅ではないところで食べる場合、調理道具がそろっておらず、食材があっても食べられないということが起きかねません。

たとえば缶詰なら、缶切りがなくても開けられるフタの形状になっている、缶切りが付属しているなど、開けるのに困らない配慮のあるものを選びましょう。

また、なかのパンがぎっしり詰まりすぎていて取り出しづらいものだと、形が崩れたり不衛生になったりしがちです。実際に試食して使い勝手をみておくことをおすすめします。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)