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【この記事のエキスパート】
医療系Webライター:影向 美樹
歯科医師免許取得後、横浜・京都の歯科医院にて10年ほど歯科医として勤務。現在は歯科分野を中心とした医療系Webライターとして活動中。
一般向けの情報記事や歯科医師の仕事・転職に関する記事などを執筆。
また歯科医院ホームページのコンテンツ内における文章作成や院内にて配布するニュースレターの作成も手掛ける。プライベートでは一児の母。
虫歯予防におすすめのフッ素ジェル。ゆすぎが1回で済む商品も多く、赤ちゃんや子供でも使いやすいのが魅力です。この記事では、そんな歯磨き用フッ素ジェルの選び方とおすすめの商品をご紹介。ゆすがないで済むものや、高濃度フッ素配合のものも厳選しています。
効果や特徴
歯磨き用フッ素ジェルのメリットとは?
フッ素入りの歯磨き剤にはたくさん種類がありますが、なにがいいのでしょうか?
フッ素には、歯垢に潜む細菌の働きを抑え、虫歯の元となる酸の生成を防ぐ働きがあります。また、歯のダメージを補修して健やかな歯に戻る再石灰化の働きをうながす効果も。
虫歯を防ぐために、歯科医院で子供に対して塗布することが多いフッ素ですが、大人の虫歯予防にも効果的です。またフッ素ジェルには、うがいしないでもOKな商品もあります。すすぎがうまくできない赤ちゃんや子供でも使いやすいのが大きなメリットです。
歯磨き用フッ素ジェルの選び方
ここからは、歯磨き用フッ素ジェルの選び方を紹介します。
フッ素濃度を確認して選ぶ
フッ素ジェルに配合されているフッ素濃度をチェックしましょう。子供に使う場合と大人に使う場合で選ぶ濃度も変わります。
子供に使用するなら年齢に合う濃度ものを選ぶ
フッ素ジェルを子供に使用する際は、商品に配合されているフッ素の濃度をよく確認することが重要です。フッ素濃度はppm(1ppm=0.0001%)で表記されますが、市販のフッ素ジェルには500ppmから最大で1,450ppmのフッ素が配合されています。ただ子供の使用に関しては、厚生労働省によると6歳未満で500ppm、6~14歳で1,000ppmがフッ素濃度の推奨ラインとされています。
虫歯予防に定評のあるフッ素ですが、「薬も過ぎれば毒となる」とあるように、薬用成分は正しい用量を守ってこそ、その恩恵が受けられます。子供用のフッ素ジェルを購入の際は、ぜひ上記の濃度を参考にして商品を選んでいきましょう。
虫歯リスクの高い方は高濃度フッ素ジェルがおすすめ
市販の歯磨き剤やフッ素ジェルに配合できるフッ素濃度の上限は、これまで「1,000ppmまで」とされていました。しかし2017年にその上限が「1,500ppmまで」に引き上げらたことにより、市販品にも1,000ppm以上の高濃度フッ素配合歯磨き剤やフッ素ジェルが登場しています。「歯を磨いても虫歯になりやすい」「お口のなかに詰め物や被せ物が多い」「唾液の量が少ない」など虫歯リスクの高い方には、このような高濃度フッ素ジェルがおすすめです。
1,000ppm以上のフッ素配合歯磨き剤については、濃度が500ppm高くなるごとに予防効果が6%上昇するとWHO(世界保健機構)のレポートに報告されています。ただしフッ素濃度が1,000ppmをこえる歯磨き剤やフッ素ジェルの使用については、基本的に「15歳以上から」となっていますので注意してください。
フッ素以外の薬用成分が含まれているかで選ぶ
ジェル状歯磨き剤(フッ素ジェルをふくむ)のメリットは、有効成分がお口のすみずみにまで届きやすく、さらに成分が歯面に密着して長く留まりやすいことです。そのメリットはフッ素だけでなく、ほかの薬用成分についても当てはまります。
そこで大人用のフッ素ジェルでは虫歯予防のフッ素のほかに、歯周病予防や口臭予防によい薬用成分に注目するのも商品選びのポイントとなります。
具体的には「塩化セチルピリジニウム(CPC)」「塩酸クロルヘキシジン」などの殺菌成分や、「トラネキサム酸」などの炎症を抑える成分などが挙げられます。また知覚過敏(かびん)の症状が気になる方は、「硝酸カリウム」など、歯がしみるのをやわらげる成分にも注目してみましょう。
低発泡タイプを選ぶ
発泡剤が含まれた歯磨き粉はよく泡立つため、歯磨きの際に爽快な気分になれたり、泡立つことできれいに磨けたような気持になりますよね。しかし、実際はしっかり磨けていないなんてことも。歯をしっかり磨くためには、発泡剤を含まない低発泡の方が望ましいとされています。
歯磨き用フッ素ジェルも、上記理由同様に発泡性の高いものではなく、低発砲のものがおすすめです。
研磨剤無配合や低研磨タイプを選ぶ
市販の歯磨き剤には、虫歯の原因となる菌や歯垢を取り除く効果を上げるための研磨剤が含まれていることがあります。しかし、研磨剤が含まれることで歯の表面の健康な膜まで剥がしてしまい、ダメージを与えてしまう可能性も。
歯への負担をかけたくないという方は、研磨剤が入っていないものや、低研磨タイプを選ぶのがおすすめです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)