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【この記事のエキスパート】
料理研究家/オリーブオイルソムリエ:尾田 衣子
ル・コルドンブルー東京校に入学。料理ディプロムを取得。その後、イタリア・フィレンツェに渡り、家庭料理を学ぶ。
現在、フランス・イタリア家庭料理ベースの簡単にできるおもてなし料理、オリーブオイルに特化した料理を中心に杉並区(西荻窪)にて料理教室「Assiette de Kinu(アシェット ド キヌ)」を主宰。
時短料理に大いに貢献する市販の「料理の素」。あともう一品ほしいときに「おかずの素」が活躍します。副菜に使えるものや、そのままメイン料理として使えるものなどそのバリエーションはさまざま。そんなおかずの素選びのポイントとおすすめ商品を紹介します。
作りたい料理や食材に合うものを
おかずの素の選び方
料理研究家の尾田衣子さんに、おかずの素を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
副菜? 主菜? 用途に合うものを選ぶ
なにを作りたいか、用途で選ぶのがポイント。どんな料理に使いたいのかを考えながら選びましょう。
あと一品! というときに活躍の「副菜タイプ」
メインや汁物はできたけれど、あと一品で悩むことが多い方には、副菜用のおかずの素が使えます。野菜に和えるだけで味もしっかりと決まり、料理を時短で用意できるのがうれしいですね。
味のバリエーションも塩味、辛み、胡麻味、イタリアンなど豊富なので、和洋中気にせずその日の料理の嗜好(しこう)に合わせた副菜が楽しめます。また、お弁当のおかずもササっと作れるので、お弁当箱の空いてる隙間を埋める一品にも副菜タイプはおすすめですよ。
時短調理ができる「主菜タイプ」
メインとなる主菜には、揚げたり、煮たり、オーブン料理など手間のかかる料理が多いですよね。しかし、おかずの素を使えば時短料理が可能!
商品によっては、おかずの素自体に「お肉」や「野菜」などの材料が入っているものもあります。そういった商品は「調理する工程」があるおかげで、あと1〜2品を足すときに「お惣菜を買ってきただけ! 」というような手抜き感がありません。
酢豚などはすでに揚げたお肉が入っていたり、煮込み料理はしっかりしみる特製だしが入っていたりと、10分程でかんたんにおいしい料理ができあがります。
手軽な「ワンプレートごはんタイプ」は忙しいときに便利!
「料理を作るのが面倒……」「忙しくてパッと作れるものがよい」という方は、ワンプレートや丼ものが作れるおかずの素がおすすめです。かんたんに作れて洗い物も減らせるので、家事の時短にもつながります。
使う食材に合わせておかずの素を選ぶ
おかずの素は、家にある食材の余りを使えたり、食材一つでおいしい料理が作れたりと、上手に活用するのがおすすめです。
大容量タイプは家にある余り物を使うのに便利
野菜などの食材を使いきれず、残ってしまうこともありますよね。そんなときに便利なのが、大容量のソースやたれタイプのおかずの素。
余っている野菜などの食材と組み合わせるだけで、おいしい一品を作ることができます。
たとえば、あんかけソースなら焼きそばや中華風の炒め物など、調味料を自分で計量する必要もなく手軽に作れるのもうれしいですね。
食材1つで作れる便利商品も
忙しいときや節約をしたいときなどに重宝するのが、食材1つで作れるおかずの素です。ソースに具材が入っているものが多いので、かんたんにおいしい料理を作ることができます。
たとえば、豆腐を加えるだけで麻婆豆腐ができたり、ナスを加えるだけであんかけ風の料理ができたりと、かんたんかつ時短にもつながります。
調味料をそろえづらいメニューを試してみよう
【エキスパートのコメント】
最近はエスニック料理をお家で調理する、という方も多くなっていると思います。
でも、実際作るとなると特別な調味料が必要になり、購入するも使い切れず……。なんてことはありませんか? そんなときには、おかずの素を使って調理すれば調味料を余らせることがなくて経済的。さらに味の失敗もなく、おいしいエスニック料理が楽しめます。
アジア料理、スペイン料理、インド料理、欧米料理などなど、ほか各国のおかずの素もあるので、特別な調味料を用意せずいろいろな料理が楽しめるのがうれしいですね。