Dynabookは10日、ハイエンドの15.6型ノートPC新モデル「dynabook Z」シリーズを発表した。9月20日から順次発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は税別170,000円前後から。

  • 15.6型の長時間駆動ノートPC「dynabook Z」シリーズ。コンセプトは「大画面モバイル」

「dynabook Z」シリーズは、 広視野角のIGZO液晶を搭載した薄型15.6型ノートPC。15.6型の据え置きサイズながら重さを約1.399kgに抑え、また、約19時間と長いバッテリ駆動時間を実現し、持ち運び用途も想定する(JEITA 2.0測定)。本体の厚みは約17.6mmで、こちらもA4ノートとしては薄型に仕上げた。

本体素材にはマグネシウム合金を採用し、たわみやすい部分には六角形を組み合わせたハニカムリブ構造を採り入れ強度を高めた。落下や衝撃などに強い堅牢性も特徴で、米軍の物資調達基準となる「MIL」規格の10項目をテストする予定。

性能面では、Intelの第8世代プロセッサを搭載し、上位モデルではIntel Optanメモリを内蔵し高速性を高めた。冷却ファンも改善し、ブレード(羽)の形状を変えることで、風量の増加やノイズの低減を図っている。無線LANは新たにWi-Fi6(IEEE802.11ax)に準拠。また、スリープ中もメールやデータダウンロードなど必要な通信を受信できる「モダンスタンバイ」に対応するほか、Windows Hello対応の顔認証カメラ(上位モデルのみ)や、指紋認証も用意する。

キーボードはテンキーを省いた日本語配列キーボード。キーキャップは中央に0.2mmの凹みを設け指ざわりを良くしたほか、アルファベットや数字を中央に印字し視認性を高めた。キーボード下は防水フィルムで覆い、水滴をこぼしてもPCを内部へ水が侵入しにくい防滴仕様となっている。

ラインナップは「dynabook Z8」「dynabook Z7」の2機種。カラーはオニキスブルーとパールホワイトの2色で、オニキスブルーの発売日は9月20日、パールホワイトの発売日は11月中旬となる。

dynabook Z8の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-8565U、ディスプレイが15.6型ワイド(1,920×1,080ドット、フルHD)、メモリが16GB、ストレージが512GB SSD+Intel Optaneメモリ 32GB、OSがWindows 10 Home 64bitなど。

インタフェースはUBS Type-C(Thunderbolt 3対応)×2、USB 3.0×2、HDMI×1、microSDカードスロットなど。スピーカーはharman/kardonステレオスピーカー。本体サイズはW359×D250×H17.6mm、重さは約1.399kg(オニキスブルー時)。店頭予想価格は税別210,000円前後。

dynabook Z7の主な仕様は、上記からCPUがIntel Core i5-8265Uに、メモリが8GBに、ストレージが256GBに変更される。また、生体認証が指紋認証のみとなる。この構成で、店頭予想価格は税別170,000円前後。

  • キーボード面

  • 大型タッチパッドの左上に指紋認証センサーを内蔵する

  • Thunderbolt 3対応のUSB Type-Cは2基搭載。Type-C経由での本体充電も行える

  • 天板