きょう10日に放送されるカンテレ・フジテレビ系番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、山小屋番を務める女性に密着する。

  • 『セブンルール』の密着を受ける星美知子さん=カンテレ提供

さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性たちに密着し、彼女たちが決めている7つのルールを掘り下げていく同番組。今回の主人公は、富士山に次ぐ日本で2番目の高さを誇る北岳で、標高2,000m地点にある山小屋「両俣小屋」を取り仕切る星美知子さん(69)だ。

釣りに適した渓流が近くにあるロケーションや、「すごくアットホームな雰囲気」と評判の「両俣小屋」を守り続けて39年。小屋を訪れた客は4万人を超え、根強いリピーターも多い。

星さんの出身は福島県南会津で、10代の頃に結核を患い、入退院を繰り返す日々を過ごしていた。1年間の浪人生活を経て早稲田大学に入学。その後、出版社に就職したが、忙しさから自律神経失調症を患って退社し、体を丈夫にしたいと考えた星さんは、南アルプスのスキー場や山小屋で働くようになる。

すると、病弱だった自分の身体の変化を感じたといい、31歳の頃、先代の引退に伴い山小屋番を引き継ぐことになった。

半年ぶりの小屋びらきは、麓の自宅から約15キロの荷物を持って、8キロの山道を歩く。もちろん、電気の通らない場所に小屋があるため、小型の発電機を回し、ガス管や水道を通してライフラインを整えていく。さらに、輸送ヘリで必要な荷物が運び込まれ、登山客をもてなす準備が整うと星さんの仕事はいよいよ本番。小屋の清掃に洗濯、登山者の食事作り。さらに、週に一度は食料調達のため、半日かけて麓まで買い出しに出かける。

95年の歴史を持つ「両俣小屋」の山小屋番として、自分と同じく山を愛する人々を温かく迎え続ける。そんな星さんのセブンルールとは…。

「富士山に登ったことがあるか」との話題になったスタジオでは、「自分の脚ではなくキャタピラーで頂上まで上ったことがある」と話すYOU。この発言に衝撃を受けるメンバーたちだが、そんな彼らを尻目に、しれっと放ったYOUのさらなる一言に、メンバーたちは「説得力ないわ!」と大ブーイングを浴びせる。