JR東日本と経路検索サービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所は、「JR東日本アプリ(日本語版)」とMaaS向けAPI「mixway API」を連携させると発表した。今後のMaaS展開に向けて相互協力を強化し、鉄道以外の経路や徒歩を含む複合的な経路案内の提供をめざす。

  • 「mixway API」と連携する前と連携後の「JR東日本アプリ」機能イメージ

「mixway API」はMaaSアプリをすばやく構築できる複合経路検索API。公共交通やシェアサイクル、デマンドモビリティに対応した複合経路検索や、乗降り自由なフリーパスにも対応した運賃・料金計算などの機能をアプリやウェブサイトに容易に組み込める。これにより、MaaSサービス提供者は配車・予約機能、決済機能、割引クーポンなど事業者独自のコンテンツの企画・開発に注力できるメリットがあるという。

「JR東日本アプリ(日本語版)」との連携により、同アプリで提供している出発駅から到着駅への鉄道の経路検索に加え、現在地から目的地までの経路検索が可能になる。さらに、徒歩を含むさまざまな移動手段を組み合わせた検索結果をユーザーに提供できるようになるという。具体的なサービス開始時期等については、JR東日本アプリのウェブサイトなどで告知される。