JR東日本と全日本空輸(ANA)は、昨今、国内外で活発に行われている「MaaS(Mobility as a Service)」の展開、構築において連携していくことで合意した。モバイル端末などのデジタルテクノロジーも活用しながら、検索・予約・決済などさまざまな面で連携し、利用者に「陸と空」が連携したサービスの提供を検討していく。

  • 連携のイメージ(画像提供 : ANA)

両社は昨年11月から観光流動拡大に向けた連携を開始し、地方への誘客推進の共同キャンペーンや訪日観光需要に対応したサービス展開、情報発信の強化などに取り組んでいる。今回、より利便性の高い移動体験を利用者に提供することを目的として、MaaS分野でも連携強化を図ることとなった。

これにより、旅行の計画段階から終了まで、さまざまな場面で利用者の利便性向上をめざし、陸と空の境界を越えて両社が連携して取り組んでいく。たとえば「鉄道と航空関係の情報がシームレスに受け取れる」「より簡単に鉄道のきっぷや航空券を購入できる」など、ニーズに応じたシームレスな移動サービスの実現に向け、多様な交通機関とも連携しながら検討を進める。具体的なサービス内容は決まり次第、随時発表予定としている。