京王電鉄は井の頭線下北沢駅で案内業務を行っている対話型AI窓口案内ロボ「下北沢レイ」に関して、9月18日から京王線新宿駅へ“異動”すると発表した。
「下北沢レイ」は、下北沢駅中央改札口の新設に合わせ、今年3月に「新入社員」として入社。利用者からの乗換案内や運行情報などの問い合わせに対し、音声とディスプレイ表示を通して回答する業務を行っており、約5カ月間で1万6,000人以上が利用した。外国語対応(英語・中国語・韓国語)を開始した6月24日以降は訪日外国人の利用も増え、現在は問い合わせ件数の約3割が外国語によるものだという。
今回、訪日外国人を含むさらに多くの利用者に案内をすることを目的に“異動”が決定。新宿駅京王百貨店口の券売機横が“勤務場所”となり、東京スタジアム(味の素スタジアム)で開催されるラグビーワールドカップに向け、さらなるサービス向上を図る。異動後は画面上での言語選択が不要になり、話しかけるだけで自動的に言語を判断できるようになるという。
なお、今回の異動にともない、「下北沢レイ」は管理職である主任職に昇進する。