ASUSは9月4日(現地時間)、ドイツ・ベルリン市内で記者会見を開催。同社ゲーミングブランド「ROG」シリーズのゲーミングノートPCに、リフレッシュレート最大300Hzに対応する液晶パネルを搭載すると発表した。
既存機種のZephyrus S GX701に、300Hz駆動の液晶を搭載
記者会見では、ROGブランドのノートPCが2016年に120Hz駆動の液晶を採用したのを皮切りに、144Hz、240Hzと高リフレッシュレートの液晶を先駈けて搭載してきたことを紹介。そのうえで、2019年にはリフレッシュレート最大300Hz、応答速度3msの高速表示に対応する液晶を採用すると発表し、その第1弾となる機種として、「ROG Zephyrus S GX701」を紹介した。
Zephyrus S GX701はすでに発売中の機種だが、そちらのカスタマイズオプションとして、リフレッシュレート最大300Hzの液晶を用意し、選択可能になるという。液晶の仕様は、サイズが17.3型で表示解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、リフレッシュレートは最大300Hz、応答速度は3ms。sRGBカバー率100%の高色域表示に対応し、Pantone認証も取得している。
また、Zephyrus S GX701はディスクリートGPUとしてGeFotce RTX 2080を搭載するが、もちろんNVIDIAの映像同期技術「G-Sync」もサポートしており、ゲーム画像を高品質かつスムーズに表示できるとしている。この300Hz駆動液晶を搭載するZephyrus S GX701は、2019年10月に登場予定となっている。
Zephyrus S GX701以外の2機種でも300Hz駆動の液晶を搭載可能に
発表会での言及はなかったものの、発表会場ではZephyrus S GX701以外にも300Hzの高速リフレッシュレートに対応する液晶を搭載したROGブランドのノートPCが2機種展示されていた。その2機種は、Zephyrus S GX701の下位モデルとなる「ROG Zephyrus S GX502」と、薄型軽量ボディが特徴の「ROG Strix Scar III」だ。
いずれもすでに発売中で、Zephyrus S GX701と同じようにカスタマイズオプションとして、リフレッシュレート最大300Hz対応の液晶を選べる。会場では、実際に双方とも300Hz駆動の液晶を搭載して展示が行われており、デモでも300Hzで駆動していることが確認できた。これら2機種も、2019年10月以降に300Hz駆動液晶が搭載可能になるとのことだ。