◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
モノレビュアー・家電コンシェルジュ:松本 レイナ
カルチャー誌や家電誌、モノ系雑誌にてライター・リサーチャーとして活躍。
大ヒットとなった家電のプロモーションや、ガジェット探しなど、仕事内容は多岐にわたる。
一般的な家電から、ちょっとマニアックなものまで「イイモノはとにかく買って試す!」がモットー。
現在子育て中で、キッズガジェットや知育玩具、花火などレジャーグッズは子どもと一緒に愉しんでレビューしています。
100均でも買える乾電池ですが、長く安全に使うには、用途に合わせてしっかり選ぶことが大切です。この記事では、乾電池の選び方とおすすめのアルカリ・マンガン乾電池をご紹介します。長持ち性能や液漏れ防止機能、コスパなどを比較しながら選びましょう。チャート図に基づいたタイプ別診断も試してみてくださいね。
乾電池の選び方
それでは、乾電池を選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。ポイントは下記のとおり。
【1】乾電池の種類
【2】充電機能の有無
【3】使用推奨期限
【4】補償の有無
【5】サイズが合うか
【6】あると安心な機能
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】乾電池の種類で選ぶ
日常的に使う乾電池には「マンガン」と「アルカリ」の2種類があります。そのほかにも充電式のものがありますが、今回は非充電式の2種類について説明しましょう。
アルカリ電池:パワフルで長持ち! 電化製品に
アルカリ電池の大きな特徴は、パワフルでありながら長持ちするという点です。マンガン電池の約2倍以上長持ちするといわれており、その分値段も高めになっています。
アルカリ電池は大きな電流を流せるので、ゲーム機のコントローラーやモーターを使って動くおもちゃ、デジタルカメラ、ラジオ、シェーバーなどに向いています。
マンガン電池:小さな電力で動く機器に
マンガン電池の大きな特徴は、休ませると出力が回復するという点です。そのため、小さな電力でよい機器や短時間だけ使用する機器に使うのに向いています。
またマンガン電池は値段もリーズナブルなので、コストを抑えることが可能です。連続使用しないリモコンや、少しの電力で動く時計などにはマンガン電池を選んでください。
【エキスパートのコメント】
日常のなかで何気なく使用している乾電池ですが、使い方に合う種類の乾電池を選ぶことで、より便利に扱うことができます。
一番触れる機会が多いのはおそらくアルカリ電池。パワフルな電流を流せるのが特徴。モーターで動くおもちゃ、フラッシュを使うカメラなどに最適です。
一方で、マンガン電池はリモコンやインターホンのような、小さなパワーで動くものに最適。短い時間だけ動作し使用した後は電圧が一定回復します。
そのため、細かくワンポイントで使用する際に、長持ちする特徴があるのです。また、マンガン電池は、アルカリ電池に比べて安価な点もポイントです。どちらの電池も同じように使えますが、より向いているものを使用することが大切です。
リチウム電池:耐候性に優れている
リチウム乾電池は-40度から60度まで使えるため、寒い場所でも暑い場所でも問題ないのがいいところ。それにアルカリ乾電池の約2倍も長持ちするのもメリットです。
ただ高価なので、使用するシーンを限るのがおすすめ!
【2】充電機能をチェック
一般的な電池のイメージといえば、使い捨てというイメージが強いと思います。しかし、中には充電して繰り返し使える優れ物も。ただし、メリットばかりではないので用途によって使い分けることが大事です。
一次電池:使い捨て式の電池
一次電池は、電池に燃料が入っている使い捨て電池のこと。低価格な商品が多く、コンビニやスーパーなどで手軽に購入できるため、一番身近な電池でもあります。しかし、長期の保存には向いておらず、使用推奨期間は3年ほどとされています。
二次電池:何度も使える充電式
二次電池は、充電が可能な電池のこと。充電さえすれば何回でも使用でき、買い替えのコストも削減できます。リサイクルで作られ、中にはリサイクルされるものもあり、エコフレンドリーな電池です。パワーは一次電池に劣ることもありますが、長く使えて環境に優しいという点でおすすめできます。
【3】使用推奨期限をチェック
「毎日使う乾電池をまとめ買いする」「もしものために懐中電灯やラジオ用に保管する」という方は、乾電池の使用推奨期限を確認しましょう。
乾電池にはパッケージや本体に使用推奨期限が載っています。「05-2020」や「05-20」などのように書かれている場合は、2020年5月までが使用推奨期限です。
この日付を過ぎたものは、電池性能が落ちていたり、部品の劣化で液漏れしやすくなっていたりすることがあります。なるべく期間内に使うことが推奨されているため、使い切れる本数を購入しましょう。
長いものでは製造から10年を期限としている乾電池もあります。備えのために乾電池を買う予定の方は、使用推奨期限が長い商品を選ぶのがおすすめです。
【4】補償の有無をチェック
乾電池によっては値段の張る製品もあります。たとえば、漏液防止構造を採用して10年程度の保存可能なものなどです。このような乾電池は防災備蓄用や、大事な機器を使うときに使用します。
これらの乾電池を購入するときは、補償がついているかチェックしておきましょう。万が一液漏れなどがあった際も安心です。
【5】サイズ(容量)をチェック
乾電池を選ぶときは、使用する機器にサイズが合っているか確認が必要です。一般的な乾電池は単1~単5まであり、サイズが異なります。サイズが違うということは容量が違うということです。
使用する機器によって乾電池のサイズが指定されているので、それをチェックしてから購入しましょう。チェックしないで選ぶと、サイズが違って機器が使えないということもあり得ます。
【エキスパートのコメント】
テレビのリモコンは単3形電池、目覚まし時計は単2形電池と、アイテムによって乾電池の大きさはさまざま。サイズが大きくなるにしたがって容量が増えていくため、継続的に電気をつかうものになると、サイズが大きくなる傾向があります。
乾電池の大きさが合わなければ、電池の交換ができないため、事前に電池の大きさや形をチェックしておきましょう。単1形や単2形のような、大きな乾電池をふだんは使わないという方は、サイズ変換できるスペーサーがあると便利ですよ。
【6】あると安心な機能をチェック
乾電池にあると安心な機能をご紹介します。
液漏れ防止:安全性につながるポイント
液漏れとは、乾電池内の電解液が外に漏れている状態です。たとえ使用前でも、落下や使用推奨期限を大幅に過ぎることなどさまざまな原因により液漏れが起きる可能性があります。使用中や使用後なら、ショートや過放電などで液漏れが発生します。
漏れた液を触ると化学熱傷の原因になり、とても危険です。また、そのまま気づかずに使用していると製品の故障の原因に。
そのため、液漏れが起きないような工夫が施された乾電池を選ぶことが大切になります。過放電時のガス発生を防ぐことで、間接的に液漏れを防ぐ機能が付いた商品を開発しているメーカーもあるので、注目して選びましょう。
自然放電防止:充電池を買ってすぐ使える
充電池を買う場合、買ってすぐには使えないことがあるので注意してください。充電池は自然放電をして、購入後いざ使おうと思ったときには電池が無くなっているということが起こり得ます。
それを未然に防ぐ「自然放電防止」機能が付いていれば、電池の自然放電を防いでくれるため安心してすぐに使うことができますよ。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)