レノボは9月5日(現地時間)、独ベルリンで開催の家電見本市「IFA 2019」にあわせ、新たな戦略「Smarter Technology for All」を発表。タブレット製品としては、新たに2つのモデルが登場しました。Androidを採用し、Googleアシスタントとの連携をアピールした製品です。
新モデルは、Lenovo Yoga Smart Tab 10とLenovo Smart Tab M8の2製品。名前の通り、10インチと8インチのディスプレイを採用しています。10インチは「Yoga」とある通り、ヒンジを中心にキックスタンドが回転して現れる仕組み。M8のほうは、クレードルが付属するのが特徴です。
Yoga Smart Tab 10
Yoga Smart Tab 10は、10.1インチフルHDディスプレイを備えたAndroid 9(Pie)を搭載するタブレット。ヒンジとスタンドに久しぶりの機構を採用していますが、スタンドがコンパクトになり、デザインがより洗練された印象です。ここは大きなポイントでしょう。
SoCはSnapdragon 439、メモリは3GBまたは4GB、ストレージは32GBまたは64GBがあり、LTE通信をサポート。LTE対応のSIMスロットを備えています。ヒンジ部にはJBLによる2W×2WのデュアルHi-Fiスピーカーを搭載し、Dolby Atomosによるサラウンド再生が可能です。
3つの指向性マイクを備えており、スタンドを繰り出した状態でGoogleアシスタントの利用に最適化されています。スタンドは180度回転するため、壁面などにぶら下げて使うこともできます。IP52相当の防塵・防滴性能もあるため、キッチンの壁にぶら下げて調理をしながらGoogleアシスタントでレシピを見る……といった使い方もできそうです。欧州での発売は9月で、価格は299ユーロからとなっています。
Smart Tab M8
Smart Tab M8は、単体で使うとタブレット、付属のクレードルに設置するとGoogleアシスタントのアンビエントモードになるという製品です。Googleアシスタント専用画面になるため、音声での対話と内容の確認がしやすいモードです。2つのマイクを備えており、音声操作に配慮されています。
SoCはMediaTek A22で、メモリは2GB、ストレージは16GB/32GB。ディスプレイは8インチHDで、LTE通信にも対応し、こちらはナノSIMスロットを備えています。
欧州での発売は10月、価格は149ユーロとなっています。