2002年に発覚した北九州連続監禁殺人事件の犯人の息子が、5日に公開されたYouTubeチャンネル『BUZZドキュ』で、1年8カ月ぶりにメディアのインタビューに応じた。

  • 張江泰之氏(左)と北九州連続監禁殺人事件犯人の息子=『BUZZドキュ』より

北九州連続監禁殺人事件は、メディアが報道を差し控えたほどの残虐な方法で、犯人の親族ら7人が殺害されたもの。犯人である松永太死刑囚と緒方純子受刑者の息子は、17年に放送されたフジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション 人殺しの息子と呼ばれて…』で初めてメディアのインタビューに応じ、昼帯の放送にもかかわらず、視聴率10.0%(17年10月22日、ビデオリサーチ調べ・関東地区)という大きな反響が集まった。

『BUZZドキュ』は、『ザ・ノンフィクション』でチーフプロデューサーを務め、息子へのインタビューを行った張江泰之氏がフジテレビを退社して設立した動画制作会社「Hariver」の番組で、今回も張江氏がインタビューを実施。

このインタビューは、週3回程度のペースで更新していく予定で、5日配信の初回では『ザ・ノンフィクション』放送後のネット上の反響に対しての見解や、心境の変化、両親に対する気持ち、さらに、事件をモチーフにしたと言われるNetflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』への印象なども語っている。

『BUZZドキュ』では、今年6月放送の『ザ・ノンフィクション』で密着を受け、先日住居侵入の疑いで逮捕された元タレント・坂口杏里に、釈放翌日に単独インタビューを実施しており、こちらも定期的に配信予定だ。

「Hariver」としては、歌手のタツヤにいさんが50音の頭文字が付く食べ物の歌を披露する動画を、こちらも5日から配信開始。さらに、自らシングルマザーを選んだ23歳の元タレントの卵、マジシャン・魔耶一星が街に繰り出して行うストリートマジック、芸人・アキテリヤキによる東京リポートなど、幅広いジャンルでYouTuberを立ち上げる計画だという。