アップルは、9月7日(土)の午前10時にオープンする直営店「Apple 丸の内」の店内を公開しました。地上1階と2階の2フロア構成で、東京駅前の一等地ながら国内最大の店舗に仕上げています。店舗では、iPadを用いた無料セッション「Today at Apple」を毎日開催するなど、製品の購入が目的でなくても訪れたくなる工夫を凝らしています。オープン初日には、先着で限定トートバックがプレゼントされます。

  • 姿を現したApple 丸の内。角がラウンドした大型ウインドウが外観の特徴となっている

店内は1階と2階の2フロア構成になっていて、1階は大きなビデオウォールを備えるフォーラムが、2階にはジーニアスバーが設けられています。一部は吹き抜けの構造になっていて、2階から1階のフォーラムの様子が見られるようになっていました。

  • 店内は2フロア構成になっている。後方にもさらにスペースが広がっていて、かなり広いと感じさせる

  • 近ごろのアップルストアの特徴となっている大きなビデオウォールとフォーラムをお店の中央に用意する

  • フォーラムの真上は吹き抜けの構造になっている

  • 2階に上がると、吹き抜けからフォーラムの様子が見られる。満員になってしまった人気のセッションも2階から楽しめるのはうれしい

  • フォーラムでは、参加者から「面白かった」と話題になっているAR(拡張現実)を利用したToday at Appleのセッションも開かれる

  • 商談などを行うボードルームも用意。用いられている家具や部屋のレイアウトは、Apple 京都やApple 渋谷などの既存店舗と共通だ

  • 1階フロアのビデオウォールの横にボードルームのドアがあるのに驚かされた。一般の人は入れないのが残念

店舗の外観も特徴的です。縦長の大きなウインドウは、Apple 丸の内が入居する歴史あるオフィスビル「三菱ビル」の「構造グリッド」にインスパイアを受けたとのこと。ウインドウの周囲には、角をラウンドさせたアルミパネルが張られており、どこか昭和的な懐かしさも感じさせるデザインに仕上げています。ウインドウの内側には本物の竹が並べられており、お店の内外で和を感じさせる工夫も凝らしています。

  • ウインドウの内側には、まっすぐ伸びる竹が配置されている。作り物ではなく、日本産の本物の竹とのこと

  • 最上部は2階フロアまで伸びている。和を感じさせる要素として、外国人観光客に人気を集めそう

シニアマーケットディレクターのデニー・トゥーザ氏は「アップルにとって日本は特別な国。米国外で初めての直営店となった銀座のオープン以来、8000万人以上を迎えてきた。Apple 丸の内は130名以上のスタッフがおり、半数は国内の他店舗から移ってきたベテランぞろい。全員合わせれば、実に15もの言語を話せる」と、さまざまな客が満足できるお店作りに力を入れたことをアピールしました。

デニー氏は、9月下旬にApple 福岡が新しい場所に移転して店舗面積を拡大することをサプライズで発表。さらに、年末までにあと1店舗を新規オープンすることも改めて表明しました。

  • シニアマーケットディレクターのデニー・トゥーザ氏

  • 2階フロアにはアップルロゴが鎮座する。Apple 渋谷と同様に、人気のフォトスポットとなりそうだ。今年、このアップルロゴが新しくお目見えするのはどこになるか!?

Apple 丸の内のオープンは9月7日(土)の午前10時。先着で、非売品の限定トートバックがプレゼントされます。

  • 9月7日のオープン日、先着で配布される特製トートバッグ。カラフルなストライプカラーが施されている。共通デザインのステッカーやピンバッジも付いてくる