全国各地にあるご当地グルメ。いつも食べていたアレ、そういえば引っ越してから食べていないということはないだろうか。全国区だと思っていたのに、実は地域限定だった……とカルチャーショックを受けたことがある人もいるだろう。その地域でしかあまり食べることがないグルメは各地に存在する。
そこでマイナビニュース会員520名に、地域で食べられるグルメに関するアンケートを行った。今回は回答で集まった九州・沖縄のご当地グルメを紹介しよう。
福岡県
・博多ラーメン
「アレンジ等なく、素直においしい」(45歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
「本場の味は屋台でしか、味わえない」(51歳女性/その他)
知名度は全国的、豚骨スープとストレートの細麺が特徴のラーメン。
・ごぼてんうどん
「ごぼうの天ぷらがおいしい。丸天(丸い形の魚の練り物を揚げたもの)をトッピングするとさらにおいしい」(49歳女性/その他)
ふわふわしたやわらかい麺が特徴の博多うどんに、ごぼうの天ぷらをのせて食べる博多っ子のソウルフード。
・スフォリアテッラ
「お土産に頂いた。パリパリサクサクでおいしかった。重くないのがすごい」(37歳女性/その他)
イタリアのナポリ地方の伝統焼き菓子。バリバリの生地の中に、しっとりクリームが入っている。「日本で一番スフォリアテッラを販売しているお店」が博多駅構内にある。
・もつ鍋
「もつが新鮮でおいしい」(33歳女性/その他)
・ひよ子
「30年前、初めて食べたときの甘くておいしかった味が忘れられません」(61歳女性/その他)
佐賀県
・ブラックモンブラン
「食感が楽しい。夏休みに田舎へ行くと食べられる特別感があり、今もたまに食べたくなる」(37歳女性/その他)
「とてもおいしいチョコクランチアイスです。当たり付きなのもいいですね」(49歳男性/インターネット関連/クリエイティブ関連)
1966年から販売しているロングセラーのアイスバー。こだわりのバニラアイスにチョコレートとザクザク食感のクランチがコーティングされている。
長崎県
・長崎ちゃんぽん
「海鮮の風味が楽しめる」(34歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
「スープが絶妙です」(71歳男性/その他)
豚骨や鶏ガラのスープに新鮮具材&唐灰汁(とうあく)を使った麺が特徴。明治時代、中華料理店の店主が中国人留学生のために作っていたのが評判を呼び、長崎を代表する麺料理になったといわれている。
・佐世保バーガー
「食べごたえのある量の多いハンバーガーです」(41歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
「デカくてうまい」(49歳男性/フードビジネス/販売・サービス関連)
「ハンバーガー伝来の地」といわれる長崎県佐世保市で提供される、手作りのバーガー。作り置きをせず、注文に応じて作り始め、店によって味やサイズは異なる。
・カステラ
「昔行って食べておいしかった」(58歳男性/その他)
「伝統の味を守り続けていておいしい」(64歳男性/その他)
・煮ごみ
「ゆでピーナツが入っている」(46歳男性/その他)
大分県
・日田焼きそば
「麺のパリパリ感がたまりません」(47歳男性/旅行・観光/販売・サービス関連)
麺の表面を少し焦げ目が付くまでパリパリに焼き上げるのが特徴の焼きそば。
・さびえる
「大分土産の定番ですね」(47歳男性/旅行・観光/販売・サービス関連)
バター風味豊かな洋風の皮に精選された純和風の白餡と、ラム酒に漬けたレーズンを刻みこんだ2種類の餡が包まれた和洋折衷の菓子。名前の由来は日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師、フランシスコ・ザビエル。
・ビスマン
「おいしい」(58歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)
ビスケット生地に黄身餡を入れて焼き上げた「ビスケット饅頭」。
熊本県
・いきなり団子
「さつまいもがそのまま入っていて、ほくほくしておいしい。小豆も甘く、優しい味」(33歳女性/その他)
「さつまいもがそのままがっつり入っていて、食べごたえがあり素朴な味でおいしい。体に悪いものが入ってなさそう」(49歳女性/その他)
「ほくほくモチモチなところ」(39歳女性/サービス/事務・企画・経営関連)
小麦粉を練って伸ばした生地で、厚さ1センチ位の輪切りにしたさつまいもと粒あんを包んだものを蒸した郷土菓子。ほんのり塩味でモチモチした食感の生地に、ほくほくしたさつまいもとあんこの甘さが調和する昔ながらの素朴な風味で、定番のおやつとしても土産物としても人気がある。
・武者がえし
「パイ生地の中にあんこが入った饅頭なんですが、ものすごくおいしいので男性でも2、3個ぐらいペロリと食べます」(38歳男性/サービス/その他)
宮崎県
・チキン南蛮
「タルタルソースと甘酢に付け込んで揚げた鶏肉が絶妙においしい!」(40歳男性/その他)
揚げたチキンを甘酢で味付け。タルタルソースがかかっているのが一般的だが、かかっていないものもある。
・なんじゃこら大福
「いろいろな味が楽しめて食べごたえがあります」(43歳男性/専門店/クリエイティブ関連)
なんじゃこら大福とは、苺や栗、クリームチーズの入った大きな大福。
鹿児島県
・軽羹(かるかん)
「ほどよい甘みと生地の食感がとても良い」(52歳男性/その他)
「やわらかく、ふっくらとしていておいしいです」(71歳男性/その他)
自然薯をたっぷりと使うことで出る、もっちりふっくらとした生地の食感と白さが特徴の棒羊羹形の蒸し菓子。
・ラブリー
「バターと芋とのバランスが絶妙な芋スイーツ」(55歳男性/その他/販売・サービス関連)
芋焼酎の原料などにも使われる唐芋「黄金千貫」を使用したレアケーキ。
・南国白くま(かき氷)
「練乳とシロップと氷のコラボがおいしすぎる!」(40歳男性/その他)
かき氷の練乳かけにフルーツと小豆餡をのせたカップアイス。
沖縄県
・ソーキそば
「小麦粉から作られているのに、独特な麺の味、こってりしていそうだけど、意外にあっさりしているスープ」(59歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
「ソーキそばの豚の角煮がたまらない」(25歳男性/その他)
ソーキ(豚のスペアリブ)がトッピングされた沖縄そば。
・紅芋タルト
「ポテトの味がしっかりしていて甘さ控えめでおいしい。コーヒー、紅茶、日本茶どれでも合います」(49歳男性/その他)
「紅芋のふんわりやわらかな口当たりの良い食感と味わいが楽しめる」(25歳男性/その他)
「紅芋の味が濃厚」(49歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
沖縄県産の紫色の紅芋のペーストをのせたタルト。
・ちんすこう
「甘さ控えめでおいしい」(36歳男性/専門店/事務・企画・経営関連)
「サクサクの食感がおいしい」(53歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
砂糖、ラード、小麦粉をこね合せて木型で抜きとり焼き上げた菓子。ほろほろとした食感が特徴。
・サーターアンダギー
「サクサクザクザク感がおいしい」(25歳男性/その他)
「ドーナツ感覚でおいしい」(47歳男性/その他)
「店によっていろいろな味が楽しめる」(39歳男性/輸送用機器/IT関連技術職)
沖縄の方言で「砂糖の油揚げ」という意味。小麦粉、鶏卵、砂糖とベーキングパウダーなどを混ぜ合わせた生地を丸めて低温の油で数分間揚げた菓子。
いまや全国区で食べられているものから、まだあまり知られていないものまで、各県さまざまな料理やお菓子が挙がった。好きな商品や知っている味はあっただろうか。ご当地グルメは、それぞれ発祥の由来や地域の特性があるものばかり。現地を訪れたときはもちろんのこと、物産展などで見かけたときに手に取ってみてはいかがだろうか。
調査時期: 2019年7月10日~11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 520名
調査方法: インターネットログイン式アンケート