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【この記事のエキスパート】
カージャーナリスト:松村 透
輸入車の取扱説明書の制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトのリニューアルを担当し、Webメディアの面白さに目覚める。
その後、大手飲食店ポータルサイトでコンテンツ企画を経験し、2013年にフリーランスとして独立。現在はトヨタ GAZOO愛車紹介の監修・取材・記事制作、ベストカー誌の取材等で年間100人を超えるオーナーインタビューを行う。
また、輸入車専門の自動車メディア・カレントライフの編集長を務める。現在の愛車は、2016年式フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーランと1970年式の古いドイツ車。妻と、平成最後の年に産まれた息子、動物病院から譲り受けた保護猫と平和に(?)暮らす日々。
この記事では、車のバッテリーが上がってしまいエンジンが始動できないときに役立つジャンプスターターの選び方、ユーザーのイチオシ、エキスパート、編集部が厳選したおすすめ商品を紹介します。Arteckや日立といった人気メーカーを中心にピックアップしました。
ジャンプスターターとは
ジャンプスターターは、車のバッテリーが上がってしまった時、エンジンを掛けるための携帯用バッテリーです。
通常、車のバッテリーが上がったときは、バッテリーケーブルを使用し、別の車からの電源供給が必要となります。しかし、ジャンプスターターの場合、周りの人の車を必要とせず、一人で簡単にエンジンを掛けることができるのです。すべて個人で完結するので、非常時のことを考えると一台は車に常備しておきたいアイテムです。
ジャンプスターターの選び方
それでは、基本的な選び方を見ていきましょう。
【1】V(ボルト)数
【2】最大電流
【3】電池の種類と容量
【4】保護機能
【5】汎用性の高さ
【6】アフターフォローの充実度
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】V(ボルト)数を確認
自分の車についているカーバッテリの電圧(ボルト数)に合ったものを選びます。電圧はV(ボルト)数で表され、普通車なら12V、大型車やトラックなどは24Vが一般的です。電圧が合わないジャンプスターターの使用は大変危険なので、確認は必須です。
【エキスパートのコメント】
車両の規格に合うものを選ぼう
ジャンプスターターにはキャパシティがあります。
とくに大排気量のクルマや高級車などは多くの電装品を装備しているケースが多く、それだけバッテリーの容量も大きなものが使われていますが、一般的な軽自動車および乗用車であれば、12Vのものを選べば間違いないでしょう。
しかし、一部の乗用車や、トラックおよびバスは24Vバッテリーを使っていることが多いため12V用では力不足です。ジャンプスターターを選ぶさいには車格にあったものを選んでください。
また、日本車のみ推奨という製品もあるので、輸入車オーナーは注意が必要です。
【2】最大電流をチェック
電流の強さを示すA(アンペア)はいちどに使う電気の容量を示しています。ジャンプスターターはエンジン始動時に、瞬間的に大きな電流を必要とするためこの数値が重要です。バッテリーの瞬発力を示す数値となります。
必要な電流量は、軽自動車は400A程度、普通車は500A程度となります。大型車やディーゼル車、外車やスポーツカーなどなら800A以上が目安となります。自分の車に必要な電流量がカバーされているか事前に確認しましょう。
【3】電池の種類と容量をチェック
【エキスパートのコメント】
ジャンプスターターにはリチウムイオン電池をはじめ、鉛電池やリチウムマンガン電池、リチウムポリマー電池など、さまざま種類が使われています。
普及しているのはリチウムイオン電池ですが、排気量の大きなクルマには不向きであることや、発熱および膨張、過充電による爆発の可能性もあるので、安価だからと選ぶのは注意が必要です。
また、電気容量(mAh)の数値=ジャンプスターターの性能であるため、この数値が高いほどパワーがあり、高負荷・長時間の使用に耐えることができます。
【4】保護機能をチェック
【エキスパートのコメント】
ジャンプスターターは使い方を誤ると事故につながるだけでなく、怪我をする可能性もあります。
そのため、接続方法を間違えたときや、低電圧・高電圧を感知したときにバッテリーやジャンプスターターを保護する機能が備わっている場合があります。性能以上に重視しておきたいポイントです。
また、端子がむき出しだと水分や埃などが付着してショートすることもあります。防水および防じん機能の有無もチェックしておきたいところです。
【5】汎用性の高さもチェック
【エキスパートのコメント】
ジャンプスターターの魅力のひとつにコンパクトかつ軽量であることがあげられます。
クルマのエンジンをかけるだけでなく、アウトドアシーンでの外部電源や、スマホやゲーム機などを充電する「モバイルバッテリー」として使うことができれば用途はさらに広がります。
緊急時や災害時など、いざというときにコンパクトかつ大容量のバッテリーがあると持ち運びができるので重宝します。
USBポートはもちろん、USB Type-C、MicroUSBポートを装備しているかも要チェックポイントです。
【6】アフターフォローの充実度をチェック
【エキスパートのコメント】
よほどの状況でないかぎり、ジャンプスターターはひんぱんに使用するものではありません。
それだけに、いざというときに使えないのでは困りものです。日ごろの点検はもちろんですが、保証期間の有無や、期間中に故障したときの返品交換など、アフターフォローの充実度も重要なチェックポイントのひとつです。
これは購入後になりますが、取扱説明書が緊急時でも読みやすく、ていねいでわかりやすい内容であることも製品の良し悪しを決めるポイントといえそうです。