仕事に家事に子育てに、とにかく毎日時間がない! 睡眠時間を削り、常に寝不足な私に、「コーヒー1杯で誰でも使える仮眠ルームができたよ!」との朗報が届いたので、早速体験してきました。
「パワーナップルーム」が永田町に期間限定オープン
今回お邪魔したのは、今日9月3日「睡眠の日」にあわせて期間限定オープンした「パワーナップルーム」(永田町)。ガイアックスとスリープテックのニューロスペースが企画したもので、コミュニティビル「Nagatacho GRiD」(東京都千代田区平河町2-5-3)の地下1階に用意されています。
一見雰囲気の良いバーのような空間ですが、そこには程よい傾きのチェアーが8脚。30分間、仮眠をとることができるようになっています。
70社・のべ1万人以上の睡眠改善に取り組んできたニューロスペースが監修しているとあって、部屋には数々のこだわりが。
夜の睡眠と同じように暗くしてしまうと起床が難しくなるため、暗めの暖色系照明を利用していたり、睡眠に入りやすく、快適に感じられる温度と湿度を保っていたりしているそうです。
BGMには心地よいヒーリングミュージック、柑橘系のアロマの香り……実際に寝そべってみると、一瞬で眠りに落ちました。
効果的な仮眠の取り方は?
パワーナップルームの企画に携わったニューロスペースの小林孝徳 代表取締役社長によれば、適切な仮眠は眠気を解消し、業務効率の改善につながるとのこと。
「起床から6~7時間後に実施」「仮眠の直前にカフェインを摂取」「寄りかかれる椅子で首が固定される姿勢」「仮眠時間は15~30分」という条件を守ることで、仮眠の質を上げることができるといいます。
「日本人は、睡眠不足の認識すら持てていない方が多いと感じています。朝起きてもボーっとしている、起床から4時間以内に眠気が訪れる、といったケースは睡眠不足の可能性があります。自分自身も、そして企業にも、睡眠の重要性を認識していただきたいですし、仮眠が普通にとれる文化を作っていきたいと考えています」(小林社長)。
近くに仮眠場所がない場合は、電車の中やオフィスの椅子に座ったまま寝たり、5分間目をつぶったりするだけでも、効果があるそうです。
「5秒間息を吸って、8~10秒間息を吐く、深呼吸を10セット行うと副交感神経が働いてリラックスし、眠りにつきやすくなるので、仮眠前にはぜひ試してみてください」(小林社長)。
パワーナップルームのオープンは、9月3日、11日、13日、25日、27日の12時から14時45分まで(14時15分最終受付)。Nagatacho GRiD 1Fの家庭料理カフェ「tiny peace kitchen」にて、コーヒーor紅茶を購入し、地下1階で受付すると、利用できます。
好評であれば、今後も開催を続けていきたいとのこと。フリーランスやオフィスが近いサラリーマン、営業で永田町を訪れる予定のある方などは、利用してみてもいいかもしれません。