9月3~25日に東京・日比谷のシアタークリエで公演されるミュージカル『Little Women(リトル・ウィメン)-若草物語-』の囲み取材が2日、同所で行われ、朝夏まなと、彩乃かなみ、井上小百合(乃木坂46)、下村実生(フェアリーズ)が報道陣の取材に応じた。
2005年にブロードウェイで初演を行った本作。『若草物語』とその続編『続・若草物語』を下敷きに、慎ましい生活の中にも喜びを見出し、助け合って困難に立ち向かう四姉妹とその母、そして主人公のジョーが小説家になる夢を叶えるまでを、20曲余りのミュージカルナンバーで描く。
この日は四姉妹を演じたキャスト陣が登場。四姉妹の次女・ジョーを演じる主演の朝夏は「いよいよ始まるんだなと今実感しております。本当に細部にまで演出の小林香さんはじめ、スタッフの方々が若草物語の世界を表現してくださっているので、その中で役として演じきれたらなと今は思っているので盛り上がっていけたら」と気合十分。初舞台となる下村実生は「すごく大変で難しいと思うことばかりです。歌も普段の歌い方と違って何回も違うと言われ、お芝居も苦戦してますが、お姉さま方々にたくさんアドバイスをいただいています」と共演者に感謝しつつ、「今まで一番お芝居と向き合っていると思います。緊張していますが、ずっと稽古をしてきたので、お稽古の成果をちゃんと出し切れたらと思っています」と意欲を見せた。
心優しい三女のベスを演じる井上小百合は、前日に神宮球場で行われた乃木坂46の全国ツアー最終公演のステージに立ったばかり。同公演をもってキャプテンの桜井玲香が卒業したが、「乃木坂46というグループは、ずっと女性の集団で行動しているんですが、その枠から抜けるってすごい覚悟と努力がいることだと思います。それを昨日私は間近で見てきたんですが、胸にくるものがありましたね」と桜井の最後の姿に感動したという。