JRグループは2日、新潟県・庄内エリア デスティネーションキャンペーン推進協議会(DC推進協議会)と連携し、10月1日から12月31日まで「新潟県・庄内エリア デスティネーションキャンペーン」(新潟県・庄内エリアDC)を開催すると発表した。
新潟県・庄内エリアDCでは、これまで「うまさぎっしり新潟」「おいしい食の都庄内」で培ってきた「食」の魅力に、それを育んだ各地域の歴史や伝統、暮らし、人といった背景をもとに「食」で地域のストーリーを伝えるため、「日本海美食旅(ニホンカイ ガストロノミー)」をキャッチフレーズとして国内外に発信していく。
期間中は新潟県・庄内エリアの魅力を存分に楽しんでもらうため、多彩な臨時列車を運転。新潟・庄内の食と景観を楽しむ新観光列車「海里」がデビューするほか、蒸気機関車C57形と「ばんえつ物語」客車の編成で羽越本線村上~酒田間を往復する「SL日本海美食旅」、「ばんえつ物語」客車を電気機関車EF64形が牽引する「EL上越線美食旅」、一部運転日に「きらきらうえつ」を使用する「弥彦浪漫」、さらに「村上宵の竹灯籠まつり号」「越後紅葉ライトアップ号」「磐越西線紅葉満喫号」「飯山線国鉄色旅情」といった臨時列車の運転が予定されている。
新観光列車「海里」は、「新潟の食」「庄内の食」と「日本海の景観」をコンセプトに、その魅力を感じてもらえる食事を車内で提供。3号車(売店)で飲食などの販売を行い、新潟・庄内の美食旅を感じられる商品のほか、「海里」オリジナル商品の販売も予定している。10月5日から運転開始し、新潟県・庄内エリアDC期間中の10~12月は金曜日や土休日を中心に運転。桑川~越後寒川間で速度を落として運転する日もある。
運行開始を記念し、10月5日から12月22日まで「『海里』Debut記念入場券(硬券)」を販売。「海里」停車駅の大人入場券1枚ずつ、計10枚で1セットとなり、二つ折り専用台紙が付いたオリジナルデザインの記念入場券となる。JR東日本の新潟駅・新発田駅・坂町駅・村上駅・鶴岡駅・酒田駅にて計1,500セット限定、1,500円(150円×10駅)で発売される。