PARK24 GROUP presents 2019世界柔道選手権東京大会が8月25日~9月1日、日本武道館で開催された。最終日の9月1日には、来年の東京2020大会の新種目となる男女混合団体戦が、本番のテストを兼ね行われた。日本は決勝でフランスを破り、この種目で3連覇を果たした。
男女混合団体は男子が73kg級、90kg級、90kg超級、女子は57kg級、70kg級、70kg超級の男女3階級の6人制で行われる。試合時間は男女とも4分間で、時間内に決着がつかない場合は、ゴールデンスコアで延長戦を行う。
延長戦はスコアが相手より多くなった時点で終了となり、引き分けはなし。6人の試合終了時点で、勝利数や得点数による決着がつかない場合は、ランダムに選ばれた階級の選手が代表戦を行う。
日本は初戦の準々決勝で韓国、準決勝でブラジルと対戦し、いずれも4-0で勝利した。決勝戦の前に行われた3位決定戦ではロシアとブラジルが入賞した。
決勝戦には、日本は男子は90kg超級の影浦心、90kg級の村尾三四郎 、73kg級の大野将平 、女子は70kg超級の濱田尚里 、70kg級の新井千鶴 、57kg級の芳田司が出場した。
1番手の景浦心が送足払で一本勝ちし、 2番手の芳田司は大外刈りで一本負けとなるが、3番手に登場した日本のエース・大野将平が内股と巴投の合わせ技の一本で勝利すると、会場は大いに湧いた。
4番手に登場した新井千鶴選手は崩袈裟固で一本勝ち。これで3勝となり王手をかけるが、続く5番手の村尾三四郎選手が敗れ、スコアは3-2となった。6番手に登場した濱田尚里選手は横四方固で一本勝ちとなり、4-2のスコアで優勝が決定した。
表彰式では、決勝戦を観戦した安倍晋三首相がプレゼンターとして日本チームにトロフィーを授与した。
武道館に隣接した会場には協賛企業のブースも設けられ、試合観戦に訪れた親子連れなどで賑わいを見せていた。