1st Penguinは8月30日、「キャリア」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2019年8月23~26日、調査対象は1回以上転職を経験したことがある東京都内在住かつ年収400万~800万円の個人(22~35歳)で、有効回答は111人。
大企業が副業を解禁、また人生100年の働き方の時代になるなど、今までと異なる環境において、これからの人生に不安はあるか尋ねたところ、「とても不安」が29.7%、「少し不安」が39.6%となり、「不安」と答えた人が計69.3%に上った。
「キャリアアップ」という言葉の意味をどのように考えているか聞くと、「スキルを上げる」が57.7%で最多。次いで「年収を上げる」が56.8%、「出世をする」が48.6%、「自由に働く」が15.3%と続いた。
「キャリアアップ」という言葉への印象については、「目指したい」(46.7%)が最も多く、同調査では「時代は移り変われど、キャリアアップに対する前向きな考え方は世代間を超え共通するもの」とみている。一方、「大変そう」(43.0%)との回答も2位に入り、懸念を示す人も多いことがわかった。
これからどのような働き方をしたいか質問すると、「成長できる働き方」(37.8%)と「スキルを身につけられる働き方」(36.9%)がほぼ同率に。他方、3位に「無理をしない働き方」(31.5%)が入り、同調査では「長時間労働などの労働問題に対してシビアに捉えている人が多いことに加え、働き方改革も後押ししている結果が素直に表れた」と分析している。