JR東日本秋田支社は、東京2020パラリンピック開催まであと1年に迫ったことを受け、開催に向けた気運醸成のため、大館市と連携して大館駅に「ボッチャコート」を設置すると発表した。
ボッチャとは、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールをいかに近づけるかを競うスポーツ。重度の脳性まひがある人や、同程度の重度障がいが四肢にある人のためにヨーロッパで考案されたスポーツで、パラリンピックの正式競技として行われている。男女の区別はなく、障がいの程度でクラス分けをして順位を競う。
大館駅のある大館市は、東京2020パラリンピックにおいて、タイ王国のホストタウンに登録されており、「ボッチャ」チームの事前合宿地に決定している。大館駅のボッチャコートは待合室(旧観光案内所物産コーナー)に設置され、コートの仕様は縦6m×横3mのハーフサイズ。8月25日から使用開始され、当面利用できる。
今回のコート設置により、駅の利用者に待ち時間等を利用して気軽にボッチャを体験してもらい、パラリンピックスポーツへの理解を深め、共生社会実現に向けた取組みを進める。また、秋田支社で行う駅祭りやイベントでもボッチャを体験する機会を設けるなどして、パラリンピックスポーツを通じた地域の活性化に貢献する。