T.M.Revolutionの西川貴教が、1日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、京都アニメーションの放火殺人事件で、遺族からの承諾が得られていない被害者も含めて実名が公表・報道されたことについてコメントした。
西川は、「報道の原理原則は十分に理解した上で。これまでの歴史と報道の在り方を踏まえた上で」と前置きし、「被害に遭われたご家族の方、被害に遭われた京都アニメーション、代表の方含めて、『公表しません』とおっしゃっているところに来て、それを『公表しましょう』『してください』ということを警察にメディアの方から」とした上で、「十分にこの事件の悲惨さ、ご家族の苦しみやつらさみたいなものは、もう十分に伝わっているんじゃないか」と投げかけた。
さらに、「よく“なんとかファースト”とか言うじゃないですか? これって誰にとってのファーストなのかな。傷つかれた方々が、どうも優先されてない感じがしてしまう」と語り、「卒業アルバムに住所も名前も電話番号も記載されていた時代と、今は自分の個人情報をいかに(守るか)。移り変わりに合わせてそういったものも在り方を変えていく必要があるんじゃないか」とも指摘した。
一方、タレントの中居正広は、「自分が当事者になった時のことを考えると、自分の親愛なる人だとか家族だとか好きな人だとか事故、事件に巻き込まれてしまった時に『公表してください』と思えるか」と自らに問いかけ、「やっぱり僕は思えないと思う。悲しみがとにかく増すことじゃなくて、悲しみを少しでも軽減できるように」と同じく否定的な考えを示していた。