WEBブラウザのスクリーンショットを撮ろうとしても撮れない、「スクリーンショット保存エラー」という通知が届いてしまう……ひょっとして、利用しているWEBブラウザはChromeで、「シークレットモード」にしていませんか?
Chromeのシークレットモードは、WEBページを表示した履歴(閲覧履歴)やファイルのダウンロード履歴を残さない動作モードです。WEB検索に使った文字列すら残さないため、検索語を入力したときに予想される言葉の候補を自動表示する機能(検索オートコンプリート)にも影響はありません。タスク切り替え画面でもプレビューを表示しないという徹底ぶりです。
自分以外の人間が使う可能性は低い端末はともかく、家族と共用のタブレット、現役を引退しリモコン代わりに活用されているスマートフォンなど、ほかの人が使う可能性があるデバイスを使う場合、このシークレットモードが役立ちます。AndroidはもちろんiPhone版Chromeでも同様に、"足跡を残さないWEBブラウジング"を実現します。
Android版で異なる点は、スクリーンショットの撮影も禁止されることです。iPhone版は一般的なサードパーティー製WEBブラウザという位置付けでシステムに特別扱いされないため、他のアプリ同様スクリーンショットを撮影できますが、Android版(バージョン65以降)ではシステムと連携しスクリーンショットの撮影を拒否する機能を実現しています。WEBページのスクリーンショットを撮りたい場合はら、シークレットモードを終了し通常モードに戻すしかありません。