◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
猿田彦珈琲 インテリジェンスマネージャー:村澤 智之
大学生時代にコーヒーの面白さに目覚め、趣味が高じてブログを開設。
スペシャルティコーヒーの美味しさと面白さ、携わる人たちの情熱に感化され、2011年よりコーヒー業界入り。
2012年に雑誌:BRUTUSに掲載。2015年5月より猿田彦珈琲(株)入社、同6月、監修の「珈琲語辞典(誠文堂新光社)」刊行。自社のコーヒーの焙煎、社内のインテリジェンストレーニングに携わる。
コーヒーのなかでも濃厚な風味や味わいを楽しめるエスプレッソ。本記事では猿田彦珈琲のインテリジェンスマネージャーである村澤智之さんへの取材をもとに、エスプレッソ粉の選び方とおすすめ商品をご紹介します。焙煎、地域、農園の違いなども詳しく説明しています。
猿田彦珈琲のインテリジェンスマネージャーに聞いた
エスプレッソ粉の選び方
猿田彦珈琲のインテリジェンスマネージャーである村澤智之さんに、エスプレッソ粉を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
どんなポイントに注目して商品を選べばいいのか悩んでいる方は、コーヒーのエキスパートである村澤さんの視点を、商品選びに生かしてみてください。ポイントは下記。
【1】まずは「エスプレッソブレンド」
【2】焙煎、地域、農園の違い
【3】さまざまな飲み方を試す
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】まずは「エスプレッソブレンド」から試してみましょう
【エキスパートのコメント】
いろいろなコーヒー屋さんがありますが、エスプレッソブレンドを販売しているなら、まずはそれを選んでみるといいでしょう。なぜなら、そのお店の考えるエスプレッソ像がそのコーヒーに反映されていて、味の指標をもちやすいからです。
スペシャルティコーヒー(原材料の生産から焙煎・抽出にいたるまでの品質管理のレベルが高い、高品質のコーヒー)を使ったエスプレッソブレンドは「中深煎り」であることが多いです。
気になるお店にカフェ形態の店舗があれば、そこで提供しているエスプレッソを試してみてください。店舗で提供しているエスプレッソは、実際に販売しているエスプレッソブレンドの粉を使っていることが多いです。そのため、味を確かめてから購入すれば、味のイメージがつきやすいでしょう。
【2】焙煎、地域、農園の違いも重要です
【エキスパートのコメント】
エスプレッソブレンドでは飽き足らない! という方は、ほかのコーヒーを選んでみましょう。より苦味がほしい場合は「深煎り」のコーヒーがおすすめですし、香りに特徴のあるものがほしい方は「中煎り」がおすすめです。中煎りの場合はブレンドではなく「シングルオリジン」と呼ばれる、単一地域や単一農園のコーヒーを選んでみてもいいかもしれません。
花のような香りが楽しめるエチオピアや、さわやかな風味のコスタリカ、チョコレートのようなグァテマラなど、世界中のコーヒーがあります。しかし、ロットごとの生産量が少ないため、なかなか出会えないのが難点です。まずは、以下のおすすめ商品で紹介しているような、手に入りやすい「ブレンド」から飲んでみるのもいいでしょう。
シングルオリジンの世界に踏みだすと、よりディープなコーヒーの世界があなたを待っています。
【3】さまざまな飲み方を試してみましょう
【エキスパートのコメント】
エスプレッソを砂糖を入れずにそのまま飲むか、砂糖を入れて飲むか、多めのミルクを入れてカフェラテにするか、お湯で割ってアメリカーノにするか、フレーバーシロップを入れるか……エスプレッソは濃いコーヒーなので、実にいろいろな味わい方ができます。
中深煎りのエスプレッソブレンドはいろいろな飲み方で楽しめるように作ってあることが多いですし、中煎りのシングルオリジンは砂糖を入れなくてもおいしく飲めるものもあります。さまざまな飲み方ができるのがエスプレッソのおもしろさです。
ぜひいろいろなコーヒーを試して、自分だけの1杯を見つけてみてください。