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【この記事のエキスパート】
日本体質改善協会 代表、フードアナリスト:平林 玲美
個々の体質を根本から改善し、内側から美しくなれる食事法を普及すべく「日本体質改善協会(JPCIA)」を設立。
オンラインによる個別指導の他、パーソナルジムやエステサロンと提携し、体質改善を目的とする食事指導を行う。
また、各種メディアにて食にまつわる美容・健康情報や今日から取り入れられる簡単ダイエット・体質改善メソッドを発信している。
フードアナリスト協会主催・食の親善大使「第4回食のなでしこ」グランプリ受賞。
自宅でそばを打つ際にはもちろん、お菓子作りや料理にも便利な「そば粉」。この記事では、そば粉を選ぶ際のポイントとおすすめ商品を紹介します。そば粉の種類から、製法や産地まで、そば粉を選ぶために役にたつ情報を詳しく説明しています。
そば打ち向きやガレットなどお菓子向きなども!
そば粉の選び方
日本体質改善協会代表でフードアナリストの平林玲美さんに、そば粉を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
一番粉、二番粉、三番粉の特徴も解説
挽き方で変わるそば粉の食感や味わいに注目!
【エキスパートのコメント】
そば粉は製法やふるい分けによって味わいや食感が異なるので、好みに合わせて選びましょう。代表的なものは一番粉(内層粉)、二番粉(中層粉)、三番粉(表層粉)の3種類です。
一番粉は、そばの実の中心部のみを挽いた粉のこと。色が白く、端切れや喉越しのよい仕上がりが特長です。
二番粉は、胚乳部(はいにゅうぶ)や胚芽部(はいがぶ)などの外皮まで挽いた粉のこと。そば特有の香りが強く、コシや風味のバランスがよいそばに仕上がります。
さらに色濃く、風味が強いのが三番粉です。外殻に近い部分まで挽くのでタンパク質が多く含まれるだけでなく、より深いそばの味わいが楽しめます。
「石臼挽き」と「ロール挽き」があります
そば粉の製法による味わいの違いを楽しもう
【エキスパートのコメント】
そば粉の製法はおもに「石臼挽き」と「ロール挽き」とに分けられます。
石臼挽きは、手作業や電動で長時間かけてゆっくりと製粉します。そば粉はとても熱に弱いため製粉時に熱が発生すると水分とともに風味が飛んでしまいますが、石臼挽きは熱が出にくく風味豊かなそばの強い香りを楽しめます。
ロール挽きは2つの重なったローラーを内側に引き込むように高速回転させ、ローラーに刻んだ溝でそばの実をつぶすように製粉していきます。メリットは、一番粉から五番粉までの階層による取り出しや、挽き分けができることです。
それぞれ異なるコシや弾力、のどごしを楽しめますので、購入の際には製法にも注目してみてください。
ガレットやだんごにも!
つくるメニューに合わせてそば粉を選ぼう
ガレット作りにもぴったりのそば粉。
【エキスパートのコメント】
そば粉は、手づくりのそばを楽しむほか、ガレット(クレープ)やそばだんごなどのお菓子や料理にも使用することができます。購入の際には、用途に合わせてそば粉を検討しましょう。
手づくりのそばを楽しみたいときには、優良な産地や製法に加えて新鮮であることも重要なポイントです。そばの香りは日ごとに飛んでしまいますので、新鮮なそば粉を使いきれる量だけ購入するようにしましょう。
また、お菓子や料理に使用する際には、甘皮(そばの実の殻の下の種皮)まで挽き混んだそば粉など加熱しても風味が損なわれにくいものを選ぶのがおすすめ。国産にこだわらず、北米産のそば粉がブレンドされたものを選ぶとコスパも良く気軽に使用できますよ。