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【この記事のエキスパート】
山岳/アウトドアライター&プロデューサー:高橋 庄太郎
1970年宮城県仙台市出身。高校山岳部で山歩きを始め、早稲田大学卒業後は出版社に勤務。
その後、フリーランスのライターに。著書に『山道具 選び方、使い方』(枻出版社)、『テント泊登山の基本』(山と渓谷社)などがあり、近年はテレビ番組やイベントへの出演も増えている。また、アウトドアメーカー各社とのコラボレーションを行なう自身のブランド「SCREES」を立ち上げ、製品開発にも取り組んでいる。
アウトドアでは、衝撃を和らげ、靴擦れや水ぶくれを予防する厚みし、汗によるムレを防ぐ通気性のいい素材で作られた高機能靴下がおすすめです。本記事では、アウトドアで使える高機能な靴下の選び方とおすすめ商品をご紹介。
アウトドアには機能的な靴下が必須!
アウトドアシーン、特に登山などにおいて、かなり重要になってくるのが靴下です。坂道や砂利道、小枝が散乱している山道を歩く際は、衝撃や歩行の快適性を考え、シューズだけでなく靴下にもこだわると、より快適な登山を楽しむことができます。
そもそも、アウトドア用の靴下は、ちょうどいいフィット感に加え、衝撃を和らげ、靴擦れや水ぶくれを予防する厚み、そして汗によるムレを防ぐ通気性のいい素材も使用されています。これにより、夏・冬の季節に関わらず快適にアウトドアを楽しめます。ぜひ靴下にもこだわり、アウトドアを楽しんでください!
アウトドア用高機能靴下の選び方
それでは、アウトドア用高機能靴下の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】高機能な靴下が持つ「効果の種類」が重要
【2】「自分に合うサイズ」の靴下探しを
【3】「素材」により効果が異なる
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】高機能な靴下が持つ「効果の種類」が重要
【エキスパートのコメント】
日常生活用ではなく、アウトドア向けの靴下だからこそ投入されている特殊機能にはいくつかの種類が見られます。代表的なものは「着圧」。これは靴下の生地の織りに変化をつけることで肌の上から圧力をかけ、「筋力をアップさせる」「足裏のアーチ(土踏まず部分)をサポートして姿勢を正す」「血流を促進して疲れを軽減する」などの機能を持つものです。
アクティビティの最中ではなく、終わったあとに着用して効果的に疲れをとる「リカバリー」系も高機能な靴下のひとつ。また、足を濡らさないことで不快感や冷えを軽減する「防水」系もニーズがあります。まずは機能の種類を知ることが大切です。
【2】「自分に合うサイズ」の靴下探しを
【エキスパートのコメント】
靴下というものには伸縮性があり、販売されているものの大半は、サイズが数センチきざみになっています。アウトドア用も同様で、センチきざみやS~Lといったサイズ展開です。
ここで重要なのは、「着圧」で効果を出す靴下の場合、足の全長以外のサイズもチェックしたいという点です。たとえば、ふくらはぎの太さが合っていない場合、肌の上からかかる圧力が高すぎたり、低くなりすぎたりすると、正しい圧力が筋肉や血管に伝わらず、効果が半減してしまいます。
また、防水ソックスの場合は、ゆるすぎるものは、うえから水が流れ込みかねません。日本人よりも体格がいい人が多い海外メーカー製品には、日本人の足には合わないものもあるので注意が必要です。
【3】「素材」により効果が異なる
【エキスパートのコメント】
一般的なアウトドア用の靴下ならば、現在の主流は汗冷えしにくく天然の消臭効果もあり、肌触りがよいウール製です。しかし、高機能な靴下となるとウール製は少数で、多様な加工を施せる化学繊維のほうが靴下に特殊な機能を持たせられます。
そんな化学繊維はメインとなる機能に加え、UVカットや消臭の機能などもサブで持たせているものも。傷みやすいつま先やかかとを強靭な素材で補強した靴下もあります。どのような加工がどの部分に加えられているのか、こまかく素材のチェックを行ないましょう。