クラウドソリューション事業などを展開するオロは、世界と国内のeスポーツに対する関心度に関する調査結果を発表した。

アメリカ、イギリス、韓国、ドイツ、日本、フランス、ロシアにおいて、2016年1月1日から2019年6月30日のあいだ、その国の母国語において「eスポーツ」を意味する言葉を対象としたキーワード検索のボリュームがどのように推移したか、オンラインマーケティングツール「SEMrush」を用いて調べたという。

まず、国内の関心度について、eスポーツに関連するキーワードの検索ボリュームを調べると、2016年7月~2017年6月の平均ボリューム数と、2018年7月~2019年6月の平均ボリューム数を比較したときの増加率が最も高かった県は熊本県だった。次に秋田県、福井県、長崎県、沖縄県と続いた。時期を見ると、「アジア競技大会」や「有名タイトルの世界大会」などが開催されるタイミングで検索ボリュームが増加しているという。

  • 47都道府県キーワード検索ボリューム増加率トップ5

    47都道府県キーワード検索ボリューム増加率トップ5と推移

主要5都道府県(北海道、東京都、愛知県、大阪府、福岡県)のキーワード検索ボリューム比較では、福岡が増加率1位だった。ボリュームは東京都が圧倒的に多いが、増加率では主要5都道府県のなかでは最下位。47都道府県のなかでも東京都は43位だったという。

  • 47都道府県キーワード検索ボリューム

    主要5都道府県キーワード検索ボリューム増加率と推移

世界7カ国(日本、ロシア、ドイツ、韓国、アメリカ、イギリス、フランス)を対象にした調査では、増加率でトップだったのは日本。ロシア、ドイツ、韓国が続いた。

  • 47都道府県キーワード検索ボリューム増加率トップ5

    世界7カ国キーワード検索ボリューム増加率と推移