フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、フィリピンパブで働く女性とその客である日本人男性の間に生まれたお笑い芸人に密着する『母さん 帰ってきてほしいんだ ~フィリピンパブ嬢の母とボク~』を、9月1日に放送する。
1980~90年代に来日したフィリピンパブで働く女性と、その客である日本人男性の間に生まれた2人の青年。2人は、お笑いコンビ「ぱろぱろ」を結成して活動している。
和田昭也(26)の悩みは、今もフィリピンパブで働く母が家族のもとを出て行ったまま戻らないこと。おそらく原因は、父のパチンコ通いと借金。家族が仲良く一緒に笑って暮らしていた「幸せな時間」をもう一度取り戻したいという。ある日、実家にいる父から「家の電気が止まるのでお金を貸して欲しい」と連絡が入る。別居中の母の口からは、父を「殺したい」という言葉が…。
相方の大久保健(25)は、幼い頃から自分の母が、友達の母と違うことにコンプレックスを抱えていた。もし、母がフィリピンパブで働いていることをクラスメートに知られたら、イジメられるかも知れない…そんな恐怖を抱えて生きていた健は、自身のルーツである「フィリピン」を笑いのネタにすることで、コンプレックスを自らの“武器”に変え、劇場での人気を確実なものにしていった。そんな健の心を、母の一言が大きく揺さぶることになる…。
フィリピンパブで働く女性を母に持つ、お笑いコンビ「ぱろぱろ」の家族模様。バラバラになった昭也の家族は、再びあの頃のように1つになれるのか。ナレーションを担当する松本伊代は「素敵なドキュメントです。是非是非ご覧下さい」と呼びかけている。
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